新千歳空港の国内線2階、「どさんこ市場」にある「空の港の魚屋さん ぎょれん」。北海道の海の幸を扱う店内には、浜ゆで毛ガニや塩水ウニ、いくらの醤油漬けなどに加え、鮭のネックピローやイクラのアイマスクといったユニークな雑貨も並びます。
1992年に出店した同店は、北海道の水産物を個人のお客様に直接届ける場所として歩んできました。近年は、旅の最後にワクワクしながら買い物を楽しんでもらおうと、海産物にちなんだグッズやカプセルトイを取り入れ、来店するお客様の層を広げています。
その変化を支えているのが、スタッフの提案を最初から否定せず、みんなで試してみる姿勢です。清水支店長と寺澤専務に、お店の転換点や日々の仕入れ、スーパーデリバリーの活用法について伺いました。

新千歳空港の「どさんこ市場」にある「空の港の魚屋さん ぎょれん」。北海道の海の幸と、海にちなんだ雑貨を取り揃え、旅の最後のお買い物を楽しめるお店です。
北海道の海の幸を、鮮度と品揃えで届ける
──ぎょれん新千歳空港店は、どのようなお店ですか?
清水支店長:新千歳空港の国内線2階、「どさんこ市場」にあり、北海道の魚介類を中心に、数多くの商品を取り揃えています。
特に力を入れているのが、鮮度の良い商品です。市場がお休みの土日を除き、平日は毎日、苫小牧の市場から浜ゆで毛ガニや塩水ウニなどのチルド商品を仕入れています。北海道に来てくださったお客様に、新鮮で美味しいものをお届けしたいと思っています。
また、私どもの工場で製造している、いくらの醤油漬けや鮭のほぐし身といったプライベートブランド商品も扱っています。自分たちのグループで作る商品に加えて、さまざまなメーカーさんや漁協さんの商品も仕入れています。
──お客様からは、どのようなところが喜ばれていますか?
清水支店長:品揃えの多さと、常に鮮度の良いものを扱っているところですね。そうした点について、お客様から嬉しいお言葉をいただくことがあります。
お会計のときに「いい商品が買えたよ」と声をかけていただけると、やっぱり嬉しいです。お客様に喜んでいただけることが何よりですし、これからももっと良い商品を取り揃えて、提供していきたいという気持ちになります。

苫小牧の市場から仕入れる、鮮度の良い海産物。品揃えの豊富さとともに、北海道の美味しいものを届けるために大切にしているのが、日々の仕入れです。
高級なお土産屋さんから、幅広い世代が楽しめるお店へ
──新千歳空港に出店した経緯と、お店の転換点を教えてください。
寺澤専務:出店したのは1992年です。北海道の水産物を広く紹介したいという思いから、個人のお客様に直接販売する部門を、ぎょれんグループの中で初めて作ったと聞いています。
その後、空港の改装などに伴う移転を経て、今の場所に落ち着きました。大きくコンセプトを見直したのは、4〜5年ほど前です。それまでは高級なお土産屋さんというイメージでしたが、そのままではほかのお店と重なる部分もありました。
そこで、旅の最後に、もっとワクワクしながら楽しんでもらえるお店にしようと考えたんです。のれんや装飾を変え、グッズやカプセルトイなども置くようになりました。
──グッズを取り入れたことで、お客様の反応は変わりましたか?
清水支店長:それまでは食品だけだったので、専務から「グッズを置いてみないか」と提案されたときは、正直、売れるのかどうか不安もありました。でも、実際に販売してみると、若いお客様にも喜んでいただけたんです。
学生の方たちが、みんなでワイワイとカプセルトイを回して楽しんでいたり、グッズを見て「これ、面白いね」と話していたり。そういう反応を見ると、やってよかったと思いますね。
以前は比較的年配の男性やサラリーマンのお客様が中心でしたが、今は小さなお子さんやご家族連れなど、幅広い方に楽しんでいただけるお店になってきました。

旅の最後にワクワクする時間を過ごしてほしい。そんな思いから取り入れたカプセルトイは、子ども連れのご家族や学生たちが、何が出るかを楽しむきっかけになっています。
スタッフの提案には、まず「みんなで試してみよう」
──商品を選ぶときの基準や、スタッフとの意識の合わせ方を教えてください。
清水支店長:スタッフから「こういう商品を置きたい」という話が出たときに、最初から「ノー」とは言わないようにしています。まずはみんなで試食して、本当に美味しいと思えるかどうかを確かめます。
自分では力を入れたいと思っていた商品でも、ほかのスタッフの反応があまり良くないこともあるんですよ。残念ではありますが、自分の考えだけで商品を置くわけにはいきません。みんなで試食し、評価をつけて、「それなら売ってみようか」と決めています。
取引先の業者さんからも、いろいろな商品の提案やサンプルをいただきます。商品選びは難しいですが、そうやって新しい商品を試し続けています。
──みなさんが良いと思った商品でも、売れないことはありますか?
清水支店長:もちろんあります。スタッフ全員が「これは美味しい」「売れるだろう」と思ったのに、売れなかったことも何度もあります。そういうときは、価格を下げて販売するなどの対応をしています。
寺澤専務:売れなかった理由を考えても、はっきりした答えが出ないことも多いんです。お客様がなぜその商品を選ばなかったのか、そこまで深掘りできていない部分もあります。それでも、自分たちが美味しい、売れると思うものを発掘したり、開発したりすることは、常に続けていかなければいけないと思っています。
──販売や情報発信では、どのような工夫をしていますか?
清水支店長:市場から仕入れるときは、朝にLINEでやり取りをして、商品の状態を見ながら「これがいいから買おう」と判断しています。ここ近年始めたやり方ですが、私自身もすごく楽しく取り組んでいます。
たとえば、ボイルしたチルドのタラバガニが入ったときに、山積みにして販売したこともあります。そのときに入った良いものを、お客様にお届けしていく。そういう仕入れや売り方もしています。
Instagramにも担当者がいて、定期的に投稿しています。タラバガニやウニがたくさん入るときには、入荷の情報や、お買い得な価格で提供することなどをお知らせしています。
鮭のネックピローとの出会いが、雑貨の仕入れにつながった
──スーパーデリバリーを知ったきっかけを教えてください。
寺澤専務:私も清水も道の駅巡りなどが好きで、北海道の観光地を訪ねることがあります。そうした場所で面白い商品を見つけると、「これをうちのお店で売ったらどうだろう」と考えるんです。
鮭のネックピローやイクラのアイマスクを見かけたことが、きっかけでした。「どこで仕入れられるんだろう」と調べて、たどり着いたのがスーパーデリバリーです。先に売ってみたい商品があって、その仕入れ先を探したという流れですね。
──どのような商品の仕入れに活用していますか?
清水支店長:主に、海産物をモチーフにしたグッズの仕入れに使っています。
お店には300以上のアイテムがあるので、新しく商品を置く場所を作るのも簡単ではありませんでした。今は通路側にグッズの専門コーナーを設けて、まとめて見ていただけるようにしています。
──ほかの仕入れ先との使い分けや、便利だと感じる点はありますか?
清水支店長:グッズを探す際は、まずスーパーデリバリーで検索しています。そのうえで、見つからないものやおもちゃなどは、専門の問屋さんから仕入れることもあります。スーパーデリバリー以外にも、オンラインで取引している仕入れ先があります。
寺澤専務:仕入れ先を探して、一件一件やり取りしながら仕入れるのは、非常に手間がかかります。その点、スーパーデリバリーでまとめて仕入れられるのは、かなり助かっていますね。

海産物をモチーフにしたユニークなグッズが並ぶ専門コーナー。「うちのお店でも売ってみたい」という発見が、スーパーデリバリーを利用するきっかけになりました。
失敗を恐れず、スタッフ全員でお店を育てていく
──お店を運営していて、特に嬉しいと感じるのはどのような場面ですか?
清水支店長:いろいろありますが、やはり、いくらの醤油漬けや鮭のほぐし身といった、自分たちのプライベートブランド商品が売れたときは嬉しいですね。
市場から仕入れる商品も、自分でやり取りをして、良いと思ったものをお店に届けています。そうした日々の仕入れを楽しみながら、お客様に喜んでいただける商品を揃えていきたいと思っています。
──今後、どのようなお店にしていきたいですか?
清水支店長:スタッフ全員で、もっとお店を盛り上げていきたいです。以前は社員が中心となって運営していましたが、今は準社員やパートさん、販売を専門にするマネキンさんも含めて、一つのチームで取り組むようになってきています。
まだその理想が完成したわけではありませんが、少しずつそういう形を作っているところです。立場に関係なく、みんなでお店を良くして、北海道に来てくださるお客様に喜んでいただきたい。それが私の目標です。
──これからお店を始める方や、仕入れに悩む方へ、メッセージをお願いします。
清水支店長:チャレンジ精神が大切だと思います。仕入れは難しいですし、「失敗したらどうしよう」と考える気持ちもわかります。発注するロット数など、考えなければいけないこともあります。でも、悩んでいるだけでは、売ることもできません。まずは「やってみよう」という気持ちを持つことですね。
スタッフにも「失敗を恐れずに、どんどんやっていこう」と声をかけています。提案してくれた商品が必ず販売につながるとは限りませんが、最初から失敗を怖がってほしくないんです。
寺澤専務:そうすると、スタッフ一人ひとりが買い物に行った先で見つけたものを、「店長、こんな面白いものがあったんだけど」と持ち寄ってくれるようになります。今はそういう環境になりつつあって、良い循環が生まれていると思います。
──最後にお店の魅力を伝えていただけますか?
清水支店長:北海道旅行や観光で新千歳空港にお越しの際には、ぜひ「空の港の魚屋さん ぎょれん」に足を運んでいただければと思います。北海道の美味しい恵みをたくさん取り揃えて、お待ちしています。
鮮度の良い海産物はもちろん、海にちなんだグッズも楽しんでいただけます。ご家族やご友人と、旅の最後のお買い物を楽しんでいただけたら嬉しいですね。

お店のこれからを語ってくださった清水支店長と寺澤専務。スタッフ全員でアイデアを持ち寄り、北海道を訪れるお客様に喜んでもらえるお店を目指しています。
ぎょれん新千歳空港店
北海道の海産物や加工品を中心に、海産物をモチーフにした雑貨も扱うお店。市場から仕入れるチルド商品やプライベートブランド商品など、多彩な品揃えで北海道の味覚を届けています。
場所:新千歳空港国内線ターミナルビル2階「どさんこ市場」内
営業時間:8:00〜20:00
電話番号:0123-46-5616
Instagram:https://www.instagram.com/gyoren_shop/
ショップの開業準備・仕入れならスーパーデリバリー
自分のお店に、どんな商品を並べたいか。どんなお客様に楽しんでもらいたいか。ぎょれん新千歳空港店のように、お店の専門性とつながる雑貨を取り入れることも、品揃えを広げる一つの方法です。
スーパーデリバリーは、事業者向けの卸・仕入れサイトです。これからショップを始めたい方も、今のお店に新しい商品を加えたい方も、まずは思い描くお店に合う商品を探してみませんか。




