
株式会社クローマライフは、「国や地域にとらわれず、多種多様な優れた商品を発掘し発信すること」をコンセプトにした輸入食品の卸企業です。社名にある「Chroma(色彩)」と「Life(生活)」を組み合わせた温かみのある社名が示すように、世界各地の豊かな文化や味覚を日本の暮らしに優しく取り入れることを願っています。今回はクローマライフのスーパーデリバリーへ出展したきっかけや、商品提案の想いにふれてみました。
目次
クローマライフの創業のきっかけは「日常に特別な彩りを添える」こと

株式会社クローマライフは、北海道を拠点とするお菓子専門卸企業、株式会社ナシオの子会社として2024年の年末に誕生しました。ナシオは長年、コンビニエンスストアやスーパーマーケットに信頼ある菓子を届けてきた実績を持ち、その売上の約95%がBtoB事業である中、クローマライフはお客様の細やかなニーズに応えるべく、独立した専門性を育んできました。
創業のきっかけは、「日常に特別な彩りを添える」ことにあります。
長谷川さんは、「私たちは美しいデザインや驚きの味わいで、日常に特別な彩りを添えたいと願っています」と優しく語ります。
この思いが、小売業の皆様がお客様に喜びをお届けするお手伝いとなり、小さな店舗だからこそ伝えられる商品があるという大きな夢を育む皆様に寄り添う支えとなっています。
小さなお店との出会いを求めて「スーパーデリバリー」への出展を決意

クローマライフがスーパーデリバリーに出展したのは、親会社のナシオでは対応が難しかった小さな店舗や新しい業態に温かく寄り添いたいという願いから生まれました。
長谷川さんは、前職でスーパーデリバリーのプラットフォームを活用した経験があったことから「ナシオは、大手小売向けの提案が強み。一方で雑貨店やカフェなどこだわりのある小さなお店に商品を届けることは、取引条件や口座開設における条件などもあり難しかったのです。」と説明します。
クローマライフでは、こうした小さな店舗に喜びを届けたいとの思いから、セレクトショップやおもてなしの場で輝く商品を提案しています。スーパーデリバリーを通じて、これまで出会えなかったお客様とつながり、共に成長できる機会を大切にしています。
小売業の皆様が独自の個性を発揮できるよう、クローマライフは寄り添う存在でありたいと願っています。
心に寄り添う「やさしいメッセージ」を感じる食品
クローマライフがご用意する商品は、見た目の美しさと味わいの優しさを大切に、小売店のみなさんがお客様に笑顔を届けられるよう設計された商品がそろいます。以下に、心がキュンとするおすすめ商品をご紹介します。
PLAYin CHOC(プレイ・イン・チョク):イギリス発エシカルなチョコレート

PLAYin CHOC(プレイ・イン・チョク)は、「Joy(喜び)」「Health(健康)」「Planet(地球)」を理念に掲げる、イギリス発のエシカルチョコレートブランドです。セントラル・セント・マーチンズでデザインを学んだ創業者が、「健康的で地球に優しく、遊び心のあるチョコレートを届けたい」との想いから生み出したこのブランドは、100%有機ペルー産クリオロカカオを使用し、乳製品、ナッツ、グルテン、プラスチックを一切含まない14大アレルゲンフリーのレシピで知られています。砂糖は一般的なチョコレートブランドの3分の1以下に抑え、フェアトレードで調達された素材を用いることで、児童労働や奴隷労働のない持続可能な生産を実現。リサイクル可能な紙製パッケージは環境に優しく、子ども向けには3Dパズルや動物の豆知識カードを添えて、遊びながら学べる体験を提供します。数々の賞を受賞したデザイン性と味わいは、大人も子どもも楽しめるギフトとして、世界中で愛されています。
[関連ブランド]PLAYin CHOC
NIEDEREGGER(ニーダエッカー):ドイツで最もポピュラーなマジパンのチョコレート

NIEDEREGGER(ニーダエッカー)は、1806年にドイツのリューベックで Johann Georg Niederegger (ヨハン・ゲオルク・ニーダエッカー)によって創業された、伝統あるマジパンの専門メーカーです。現在も家族経営を続け、200年以上にわたり最高品質のマジパンを生産し続けています。スペインやイタリアなどの地中海地域から厳選した上質のアーモンドを使用し、チョコレートコーティングのマジパンや季節のスペシャルティを展開。19世紀にはロシア皇帝やドイツ皇帝の宮廷御用達となり、数々の賞を受賞してきました。リューベックの街中にあるカフェ兼ショップは「ハレム菓子店」と呼ばれ、観光地としても人気を博しています。このブランドのマジパンは、王族から一般の人々までを魅了する、洗練された味わいと美しいデザインで、世界中のギフトとして愛されています。
[関連ブランド]NIEDEREGGER
GOULIBEUR(グーリブール):フランスの伝統的な焼き菓子メーカー

GOULIBEUR(グーリブール)は、フランスの歴史あるプイ・ド・フランス(プイトゥー)地域で1994年にBrigitte Arnaud-Boué(ブリジット・アルノー・ブエ)によって創業された、伝統的なショートブレッド専門のビスケットメーカーです。
ブランドの特徴は、手作りの職人技と新鮮な地元素材の使用にあります。小麦粉(地元産)、バター(ブルターニュの牛乳から作られたもの)、砂糖、卵、海塩のみをシンプルに組み合わせ、保存料や着色料を一切加えない自然志向のレシピを守っています。Broyé du Poitou(ブロイエ・ド・プイトゥー)は、クランブリーで甘く、ほのかな塩味がアクセントのバタークッキーで、120gの大容量パッケージや可愛らしい缶入り商品が人気です。特に、ポップなイラストが施されたスクエア缶入りガレットビスケットは、食べ終わった後も小物入れとして活用でき、雑貨店やカフェでのディスプレイに適しています。伝統を現代的にアレンジした製品ラインナップは、フランスの地域遺産を体現し、日常のささやかな贅沢として世界中の消費者から愛されています。
[関連ブランド]GOULIBEUR
商品の提案のイメージが広がる会員事業者との出会い
スーパーデリバリーへの出展後、クローマライフは予想を超える多様なご縁を感じているそうです。長谷川さんは、「以前、スーパーデリバリーに別の企業で出展に携わった際は、雑貨店やネットショップが中心でした。最近では不動産会社や飲食店、ヘアサロンなどからの取引のオファーも増え、心から嬉しく思います。」と穏やかに語ります。
不動産業界では、ホームステージングやモデルルームのノベルティなどのギフトとして商品が選ばれたり、ディスプレイに活用されたりと、用途が広がりを見せています。飲食店は、カフェなどの提供メニューとともにレジ横などでの物販スペースでの提供なども増えています。このような変化は、小売業の皆様がお客様に新しい価値を提供しようとする努力と響き合っている証だと感じられているそうです。
今後の希望として、長谷川さんは「これまで届かなかった小さな店舗や新しい業態とも、手を取り合って成長していきたい」と願います。商品の魅力を伝えるための情報の充実にも取り組む予定です。スーパーデリバリーの会員事業者の皆様が安心して提案できる環境を整えたいと考えているそうです。
雑貨やギフトとの相性が良い食品がそろう
クローマライフはスーパーデリバリーを通じて、雑貨店やカフェ、不動産業界など多様な販路を開拓し、PLAYin CHOCのエシカルチョコレート、NIEDEREGGERの伝統マジパン、GOULIBEURの美しいガレットなど、魅力的なラインナップで市場にアプローチしています。どの商品も見た目のパッケージも美しいですが、商品背景を伺うとさらに魅力的なものに変わりました。
クリスマスシーズンからバレンタイン、春ギフト向けの提案に食品を取り入れたいという方は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?