福岡県久留米市ののどかな水田を臨む素敵な場所に、観葉植物や園芸用品、インテリア雑貨、そして手づくりの蒸しパンまで並ぶ、ちょっとユニークなお店「ACARIA(アカリア)」があります。もともとは植物にあまり縁がなかった方にも、植物のある暮らしの楽しさを知ってもらいたいという想いからスタートしたお店です。今回は、「ACARIA」を運営する店主の橋本さんに、お店を始めたきっかけや、商品選びで大切にしていること、そしてお店の名前に込めた想いについてお話を伺いました。

目次
植物に興味をもっていただく“入り口”となるために開業

──こちらのお店を開業された理由を教えていただきたいです!
橋本さん:こちらのお店は開業して16年経つのですが、もともとは植物を普段触らない方などに向けて、植物に興味をもっていただけるきっかけになるようなお店をしたいと思い開業しました。
──サボテンなど観葉植物として購入できるものも置かれているので、気軽に植物の栽培を始められそうですね。お店の中には植物以外にも雑貨も置かれていますが、雑貨も一緒に販売されている理由はありますか?
橋本さん:植物に興味をもっていただくことがもともとの目的なので植木鉢など園芸用品は豊富に置いており、季節ごとの植物の提案をしたりしているのですが、人によって興味は様々です。雑貨も一緒に販売することで、雑貨が植物に興味をもっていただける入り口になるかもと思い、色々なものを置くようになり商品も増えていきました。

──幅広く商品を販売されているので、入り口がたくさんありそうですね。
橋本さん:あとは、私自身インテリアなどが好きなことも理由の一つでしたね。木工も少しやっているんです。商品と木工で作ったものをかけ合わせて販売をしたりもしています。
──商品と木工のコラボは面白いですね。先ほどのお客様もカレンダーと木工の商品を購入されていましたね。

自身が気に入った素材やデザイン、買いやすい価格を意識し商品を選択
──仕入れる商品を選択される際に、意識していることはありますか?
橋本さん:自身が気に入ったものを基準に仕入れています。ポイントとして一番気にしているのは素材やデザインで、買いやすい価格という点も大事にしています。あとは直観も大事にしています。
──お客様の反応が良い商品などはありますか?
橋本さん:珍しい鉢を置いていたりするので、見に来るお客様もいらっしゃいます。最近はお客様の数は多いですが、物価高で全体的にお財布のひもが固くなってしまっている傾向があります。これは他のお店さんもみなさん言っていますね。

──物価高の影響は大きそうですね。そうなると買いやすい価格は重要になってきますね。
橋本さん:そうですね。ギフトとして購入される商品は多少高くても買っていただきやすいので、ギフトになるような商品をもっと置きたいと思っています。そうなると商品選びのポイントとしてはパッケージも重要になってきます。ジャンルとしては食品はあげやすいのでギフト向きな商品としてよく仕入れています。月替わりで、手作りのお菓子を作られている方々から仕入れたお菓子も置いています。

スーパーデリバリーで取引の幅が広がった
──スーパーデリバリーは開業前から利用されていましたか?
橋本さん:いえ、開業後に使い始めました。手探りで開業したので、スーパーデリバリーで取引の幅が広がりとてもありがたかったです。
──お取引の幅を広げるお手伝いができてとても嬉しいです。
橋本さん:取引の幅が狭いと同じような商品ばかりになってしまいますが、定番と新商品を仕入れることができますし海外のアイテムは特に仕入れが難しいので、海外の商品を扱われている企業さんがいらっしゃるという点もとてもありがたいです。
──ありがとうございます!これからもたくさんご活用いただけますと幸いです。

蒸しパンが生む、もうひとつの楽しみ
──お店のインスタグラムを拝見したところ蒸しパンも販売されているのをお見かけしたのですが、蒸しパンの販売を始められた経緯を知りたいです。
橋本さん:蒸しパンは4年ほど前から販売し始めました。理由としては、お客様へプラスの楽しみをご提供したいと思ったからです。せっかくお店に来ていただいたなら手ぶらでお客様を帰すのは申し訳ないと思い、何も買わないでお店を出にくいという方もいらっしゃるので、お土産のような感覚でちょっとしたおやつを販売できたらと思い販売を始めました。
──「お客様へのプラスの楽しみのため」は素敵ですね。蒸しパンにしたのには何か理由はあるのでしょうか?
橋本さん:開店前に作れるもので考えていて、具材を中に色々入れられて複数種類作りやすい蒸しパンにしました。

──先ほども何人かお客様が蒸しパンのために来店されてましたね。
橋本さん:そうですね。蒸しパン目的でご来店いただく方も結構いらっしゃいます。蒸しパンもお店に来てくださるきっかけになっているので販売を始めてよかったなと思っています。
生活に灯りをともすお店でありたい
──最後に、お店の名前の由来と想いを伺ってもよろしいでしょうか?
橋本さん:店名の「ACARIA」は、私が自分で作った言葉です。ランプや明かりのイメージでスペルを色々書いてみて、響きなどで気に入ったもので決めました。生活に灯りをともすようなお店でありたいと思っています。
──橋本さんの明るいお人柄も店名に表れていますね。これからもたくさんのお客様に灯りをともしてください!本日はありがとうございました!

ACARIA
住所:福岡県久留米市三潴町早津崎815-2
営業時間:木~土 11:00~17:00
Instagram:https://www.instagram.com/acaria_uri/

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