イタリアといえば、オリーブオイルやトマトが真っ先に思い浮かびます。お料理やデザートならピザやパスタ、ジェラートでしょうか。

ところが、イタリア産のポテトチップスは食べた記憶がありません。

そのような私ですが、今回、輸入食品メーカー「エイム」が取り扱う、イタリアNo.1のチップスブランド「サンカルロ」のポテトチップス(4種類)を食べた感想をご紹介します。(食品輸入元はキタノ商事株式会社です。)

世界の文化を届けることがモットーの食品輸入企業「エイム」とは?

株式会社エイムは、1990年3月に設立されました。

「エイム(EIM)」の由来は「AIM(エイム)」です。「AIM(エイム)」は目標や目的を意味します。

その理念は「和顔愛語(おもいやり)で自然、人、社会との共存・共創・共栄」。

意義や目的の無いことは行わず、無理があるようなことでも世間(人)の笑顔の為になることであれば、信念と勇気をもって挑戦し続ける企業でありたいという使命感があります。

本社所在地は兵庫県神戸市中央区です。東京都千代田区に支店があります。

事業内容は、和洋菓子・食料品・日用雑貨・衣料品・家具・インテリア用品・和洋食器などの輸出入・製造・加工及び販売から、ホテル・旅館及び宿泊施設の経営・運営など多岐に渡ります。

海外の主要取引国は、アメリカをはじめベルギー、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スペイン、スイス、オランダ、オーストラリア、インドネシア、中国(香港)などです。

エイムは、世界中のお菓子や食文化を届けるという役割も担っています。

イタリアのチップス市場の60%を占める「サンカルロ(SAN CARLO)」とは

サンカルロ社は、イタリアチップス市場において60%のシェアを誇るイタリアNo.1チップスブランドです。

1936年、創業者のフランチェスコ・ヴィタローニ氏が、イタリア・ミラノのサン・カルロ教会近くにロティサリー「Rosticceria San Carlo」をオープン。

名物となった「クリスピーポテト」の人気が数年間で街中に広がり、イタリアNo.1メーカーへと成長しました。

圧倒的なリーディングカンパニーとして、現在もイタリアのチップス業界を牽引しています。

コンセプトはイタリア人の生き方に通じる「la VITA ? BUONA(LIFE IS GOOD)」です。

サンカルロを一口食べるごとに、イタリアを感じられるはず。

全ての瞬間を明るく楽しむイタリアンスタイルで、上質で楽しい瞬間をサクサクのサンカルロと共に過ごしてみてはいかがでしょうか。

パッケージには、白地に人物と風景が描かれています。フレーバーごとに、わかりやすいイラストと文字色・メインカラーで区別しやすいデザインです。

開封前のパッケージは膨らんでいて、ポテトチップスが粉々に砕けにくい工夫が施されています。

ご紹介するサンカルロのポテトチップスは、次の4種類です。

サンカルロ ウェイビー

サンカルロ トマト

サンカルロ ライム&ピンクペッパー

サンカルロ ジェノベーゼ

サンカルロ ウェイビー|波を打った形が特徴のプレーンな塩味!

国内産でも見かける波を打った形状のポテトチップスです。

商品名にチップスの形状が含まれていて、フレーバーが記されていないことに驚きを感じました。イタリアでは、あえて「塩味」を明記する必要性が無いのかもしれません。

何かをトッピングして食べても良さそうです。

[掲載商品]サンカルロ ウェイビー

サンカルロ ウェイビーの商品情報

世界的に一番人気の「ウェイビー」。ミラノでは夕飯前の食前酒や軽食をつまむ習慣「アペリティーボ」の主役です。

内容量は50gとなっています。

サンカルロ ウェイビーを食べた感想

開封した途端に、美味しそうなポテトチップスの香りがしました。

パッケージの内側に油が多く付着しているように見えましたが、食べると油っぽさはそれほど気になりません。

お味はプレーンな「塩」です。塩味は弱めで、ジャガイモの旨味が感じられます。

肉厚・硬めのザクザクした食感で、食べ応えのあるポテトチップスです。

[掲載商品]サンカルロ ウェイビー

サンカルロ トマト|トマトの旨味が感じられる、大人の味付け!

普段は迷わず「塩味」を選ぶためか、「トマトフレーバー」のポテトチップスに珍しさを感じました。

生でいただくトマトなのか、調理されたトマトに近いのか、そのお味が気になります。

もしかすると「クセになる美味しさ」かもしれない期待感でいっぱいです。

[掲載商品]サンカルロ トマト

サンカルロ トマトの商品情報

トマトの旨味とほどよい酸味が特徴です。

内容量は50g。

パッケージの裏面に記されている、「一度食べたら忘れられない」という説明は果たして本当なのでしょうか?

サンカルロ トマトを食べた感想

どちらかというと、生のトマトよりもトマトスープのような味と香りがしました。

チップスの色は、少しオレンジがかっています。見た目でもトマトを連想しやすいです。

トマトのお味は濃いめで、舌にしっかりと感じられます。酸味は少なく旨味があって、とっても美味しいです!

「忘れられない味」という説明に納得しました。

[掲載商品]サンカルロ トマト

サンカルロ ライム&ピンクペッパー|味の想像が難しい組み合わせのフレーバー!

ポテトチップスで「ライム」と「ピンクペッパー」の組み合わせというのは、個人的に味の想像ができません。イタリア料理では普通の組み合わせなのでしょうか? ドキドキ感を楽しみながら食べてみますね。

[掲載商品]サンカルロ ライム&ピンクペッパー

サンカルロ ライム&ピンクペッパーの商品情報

「ライム」の香りと、ピリッとした繊細な刺激と彩りを添える「ピンクペッパー」が特徴です。

内容量は50g。

酸味とスパイスの刺激を楽しめます。

サンカルロ ライム&ピンクペッパーを食べた感想

香りからは若干の酸味が感じられます。

口に入れた瞬間は「ライム」の味がして、直後に「ピンクペッパー」が追いかけてきます。

たくさん食べるというよりは、少しつまみたいときにおすすめのポテトチップスです。

私にとって初めてのフレーバーでしたが、好みは分かれそうな気がします。

大人向けの味付けで、生ハムやチーズがあれば最高ですね!

[掲載商品]サンカルロ ライム&ピンクペッパー

サンカルロ ジェノベーゼ|オシャレ感のあるフレーバー、そのお味はいかに!

ジェノベーゼは、バジルペーストにニンニクやオリーブオイル、チーズなどを混ぜ合わせた緑色のソースですよね。

ポテトチップスとしては「ライム&ピンクペッパー」に続いて初めて味わうフレーバーです。

[掲載商品]サンカルロ ジェノベーゼ

サンカルロ ジェノベーゼの商品情報

封を開けた瞬間に広がるバジルの香りに加えて、ほのかに感じるチーズ&ガーリックはまさに「ジェノベーゼ」。

内容量は50gです。

ひと口ごとにイタリアを感じるポテトチップスに仕上がっています。

上記のような商品紹介になっていますが、私の頭の中では「未知の領域シグナル」が鳴りっぱなしです。

サンカルロ ジェノベーゼを食べた感想

ピザのマルゲリータのような香りがして、強めのバジルが鼻に抜けます。

こうなると、口に入れた後の期待度もグンとアップ。

お味は濃いめで、少しだけ酸味のある印象です。遅れてパセリの苦みも感じられ、味の変化が楽しめます。 個人的には好みのフレーバーです。大人向けの味付けになっています。

[掲載商品]サンカルロ ジェノベーゼ

味わいのバランスの良いポテトチップスなので、ホームパーティーにもおすすめ

「サンカルロ」のポテトチップス(4種類)は、それぞれにイタリアを感じられる特徴的な商品です。

全体的に大人好みの味付けになっています。

国内産ポテトチップスは美味しいもので充実していますが、あまり馴染みのないフレーバーを食べてみるのも楽しいものです。

味のアクセントになるので、ホームパーティーなどでも喜ばれると思います。

(レビューライター:渡辺一)