コロナ以前は、「ハロウィンパーティー」「仮装行列」が話題となり、秋の一大イベントとなりつつあったハロウィン。子供たちが仮装をして歩きながら「トリックオアトリート」と言ってお菓子をもらう姿がとても微笑ましい光景でした。

また、渋谷の交差点は2018年から2019年までは、ハロウィン時期になると以下の画像の通り…今では考えられないほどの混雑の様子が見られました。

今見ると、ハロウィンの賑わいの風景も懐かしさを感じますね…。

このようなハロウィンフィーバーもコロナ禍においては一変。

昨年から今年にかけてはハロウィンも縮小化しつつあります。とはいえ、ハロウィンの行事の本来の意味をとらえながら、少しでもご商売の訴求提案に活かせるならば、お店でできる季節の提案をしていきたいところ。

今回は今年のハロウィン傾向をまとめながらお店でできることをまとめてみました。

特集:ハロウィン

雑貨からコスチュームまで様々なハロウィングッズを集めました。販売用商品の他にも、お店の装飾に役立つ雑貨も揃えています。

ハロウィンとは?

ハロウィンは、ヨーロッパ発祥のお祭りで、キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日「万聖節」の前夜祭のことを言います。

ハロウィンにはいくつか意味があります。ひとつは秋の収穫をお祝い。そして、先祖の霊をお迎えするとともに悪霊を追い払うお祭り。

日本でいえばお盆のような行事になります。

日本では10月31日がハロウィンとして定着していますが、ヨーロッパにおいては10月31日~11月2日の期間をハロウィンとしています。また、キリスト教では、期間中に現世に戻ってくる死者の魂を慰める行事を行っています。

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時代に合ったハロウィンの過ごし方を提案しよう

ハロウィンは「秋の収穫」そして「先祖の霊をお迎えして悪霊を追い払う」というふたつが本来の意味です。例年は仮装行列や、仮装パーティーといったイベントなどが注目されましたが、コロナ禍では、おうち時間を中心にしながらも「トリックオアトリート」などのハロウィンらしさを楽しみにほどよく取り入れて提案していきたいですね。

ということで、時代にあったハロウィン提案のおすすめを以下にまとめてみました。

秋の収穫をメインテーマに添えたハロウィン「ディスプレイ」

東京堂のハロウィン提案カタログより

ハロウィンらしいメッセージを沿えたディスプレイ。例年だとお化けや魔女の帽子など遊び心満載にした提案が主体となりますが、「秋の収穫祭」をメインテーマにして提案するのが今年はおすすめです。

ハロウィンのディスプレイに欠かせないもののひとつといえば「ジャックオーランタン」と呼ばれるカボチャの灯篭。秋から冬にかけての提案食材としてもカボチャは欠かせません。ハロウィンを通じた「秋の収穫祭」をテーマにするなら「カボチャ」を取り入れていきましょう。

あわせて「秋の収穫祭」のディスプレイに深みをもたらすなら、ブドウや栗、柿といった「フェイクフード」などを小物として取り入れるのもおすすめ!

ハロウィンらしさをプラスするなら…「箒(ほうき)」や「パンパス」。

ハロウィンシーズンの箒といえば、魔女が乗っている箒をイメージされる方も多いことでしょう。見方を変えれば、日本でも箒は縁起物とされ、「邪気払い」といった意味もあるそうですよ!

箒は古来より「箒神(ははきがみ)」という神様が宿るとされてきました。妊婦さんの安産祈願や、玄関飾りに取り入れることで幸せをかき入れるという言われています。箒を使って「掃き出す」「箒を払う」という行為が出産や邪気払いの意味へと昇華していったといわれています。ちなみに、箒と合わせて使われる「ちりとり」も古来は「はりみ」と呼ばれ、「実が入る」ということを連想し、縁起物として親しまれています。

ハロウィンと、古来からの日本のメッセージを掛け合わせて提案するのも良いですね。

さらに、メッセージ性を高めるなら、ハロウィンシーズンは取り外しのできるメッセージ付きの「ハロウィンピック」を取り入れれば、ディスプレイ提案の幅が広がります。ハロウィンシーズンはハロウィンらしいメッセージを取り入れて、ハロウィンシーズンが終わったら、ハロウィンメッセージのピックを差し替えたり、付け替えたりしてアレンジすることで長く楽しむことができます。

レジ横などに並べて手軽に季節のメッセージを売り場で訴求するなら「ハロウィンアレンジメント」がおすすめです。スーパーデリバリーにもかわいらしいアレンジメントがそろっています。

お店にあったハロウィンディスプレイをぜひ楽しんでみてください!

ハロウィン限定「お菓子」も含めた季節の提案

ハロウィン提案の縮小に合わせて、今年はハロウィンにちなんだ限定パッケージ商品の提案も少なくなりました。先行予約もすでに提案が終了している企業も多く、これからわずかながら現物が上がってきたタイミングでオーダー受付も増えると思います。ハロウィン限定パッケージの食品をお求めの方は随時スーパーデリバリーをチェックしてください。

[関連食品]ハロウィン(食品)

かぼちゃ」や「きのこ」、「」など秋の味覚をテーマにした食品を提案するのも一案。秋のギフトシーンをイメージしながら売り場で訴求をしてみましょう。

気分だけでも楽しみたい「仮装」

例年だと幼稚園や保育園などの行事や、地域のイベントなどハロウィンシーズンには「仮装行列」や「仮装をしてきたお客様への特典」などのサービスが多くみられました。今年はさすがに…「仮装を楽しみましょう!」とは大きな声では言いずらい雰囲気ですね(汗)。

とはいえ「お客様とご一緒には無理」でも、お客様にできる限りの楽しみを提供するなら、店主の方が仮装をしておもてなしというのも一案。仮装をご一緒にというよりもご来店された方を楽しませるための方法のひとつとして取り入れてみると良いかもしれませんね。

[関連商品]仮装・コスチューム

大切な人と過ごす2021年ハロウィン

今回は、コロナ禍のハロウィンの傾向について解説していきました。感染拡大などもあり、なかなか今まで通りとはいきませんが、その時その時できることでお客様に楽しみを提供できたら良いですよね。

ハロウィン本来の意味は「秋の収穫」そして「先祖の霊をお迎えして悪霊を追い払う」です。今年はおうちを中心にしながら日常にある幸せに感謝し、楽しく過ごせる日になればと思います。

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