【初心者からプロまで必見】ポーセラーツの白磁仕入れガイド

白い磁器（白磁器）やグラスに転写紙や絵の具を使ってデザインを加え、オリジナルの食器を作るポーセラーツ。

自分好みのオリジナル食器を作ることができ、初心者でも比較的取り組みやすい点から人気の高いクラフト活動の一つで、ポーセラーツを体験できる教室やサロンも人気となっています。

そこで今回は、ポーセラーツにおいて重要なアイテム、白磁について、選び方や仕入れ方法をご紹介します。

1 ポーセラーツとは
- 1.1 ポーセラーツの魅力とは
- 1.2 白磁の選び方が重要
2 ポーセラーツ用白磁を選ぶ際のポイント
3 白磁の仕入れ方法について
4 理想の白磁を仕入れてポーセラーツをもっと楽しもう！

ポーセラーツとは

ポーセラーツとは、日本ヴォーグ社が提唱する磁器絵付けの総称のことです。好みのデザインのオリジナル食器を作ることができます。「ポーセリン（磁器）」と「アート（芸術）」を組み合わせた造語になっており、株式会社日本ヴォーグ社の登録商標です。
出典：ポーセラーツ – キルンアート

ポーセラーツの基本的な流れは以下です。

1、白磁選び
　　マグカップ、プレート、ボウル、ティーポットなど、好みの白磁を選びます。
2、転写紙の貼り付けや絵付け
　　選んだ白磁に模様やイラストが印刷された専用の転写紙を貼り付けます。
　　絵付けを行う場合は、専用の絵の具やペンを使います。
3、電気炉で焼成
　　その後、800～850℃ほどの電気炉で焼成し、デザインを定着させます。

ポーセラーツの魅力とは

ポーセラーツの魅力としては、転写紙を使うことで絵が苦手な人や初心者でも美しい作品を作ることができる点や、好きなデザインやカラーを組み合わせて、世界で一つだけのオリジナルアイテムを作ることができる点です。また、日常生活で使える食器やインテリア雑貨を作成できるという点でも人気を集めています。

白磁の選び方が重要

初心者でも取り組みやすいポーセラーツですが、白磁の選び方は重要です。なぜなら、白磁はポーセラーツのキャンバスの役割を果たすため、出来上がった作品のデザインや品質、実用性に影響を与えるからです。
「どんな作品を作りたいのか」「誰が使うのか」を考えながら、用途やスキルに応じて最適な白磁を選ぶことが成功への第一歩です。

ポーセラーツ用白磁を選ぶ際のポイント

ポーセラーツ用の白磁を仕入れる前に知っておきたい基礎知識とポイントをお伝えします。

■白磁の表面の質感を確認しよう
なめらかでムラのない表面は、転写紙が均一に貼り付くため、美しい仕上がりが得られます。一方、表面が粗い白磁では転写紙がはがれたり、絵付けが不均一になる可能性があります。

■白磁の形状とデザイン
白磁の形状が選んだ転写紙のデザインに合わないと、バランスが崩れることがあります。たとえば、カーブなど曲線の多い白磁に大きな直線的なデザインを貼ると、歪みが目立ちやすくなります。

■耐熱性と耐久性はあるか？
焼成時に適切な耐熱性を持つ白磁でなければ、ひび割れや変形が起きる可能性があります。ポーセラーツの白磁の焼成温度である800〜850℃に耐えられる品質が求められます。

■白磁の地色による色の再現性も考える
白磁の地色（純白やアイボリーなど）によって、転写紙や絵付けの色味が異なって見えることがあります。例えば、純白の白磁では鮮やかな発色が期待できますが、アイボリー系の白磁では柔らかい印象になります。目的や再現したい色味に応じて白磁を選ぶことが重要です。

■用途に合った白磁を選択
マグカップやプレートは日常生活で頻繁に使われるため、耐久性が高く、電子レンジや食洗機に対応した白磁を選ぶことで実用的で長持ちする作品になります。

白磁の選び方は制作コストにも影響します。初心者は比較的安価で平面皿など表面がフラットで作成しやすい白磁から始めて技術を磨き、上達してから高品質なもの、形状がカーブなど複雑な白磁を選ぶのがおすすめです。

白磁の仕入れ方法について

専門店で購入する

ポーセラーツ専用の白磁を取り扱うショップやハンドクラフトの専門店に行って購入する方法です。代表的な場所としては、日本ヴォーグ社や東急ハンズ、また、ポーセラーツ教室で購入できたり、教室が運営している店舗などがあります。実店舗だけでなく、同時にオンラインショップも運営されているケースが多いです。ポーセラーツに最適な白磁が手に入り、サポートやアドバイスを受けられる場合がある一方、価格は比較的高めな場合が多いです。