教えて先輩！下北沢・北欧キッチン雑貨「sopo keittio」のセンス溢れるお店ができるまで

これからお店を開業する方のサポート担当、イッチーです！

今回は、下北沢から徒歩約5分、10月10日にオープンした北欧キッチン雑貨のお店「sopo keittio（ソポケイッティオ）」さんにお邪魔しました。

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お店の名前はフィンランド語で「sopo（可愛い）keittio（キッチン）」で、店内には可愛いキッチン雑貨をはじめ、毎日が楽しくなるようなアイテムがたくさん！

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店内にあふれる可愛い雑貨たちと同じく、とってもおしゃれで笑顔がステキなオーナーの小川直美さんです。

20代前半から、漠然とお店をやりたいなと考えていたという小川さん。前職では大手雑貨チェーンで店長を務めていましたが、約1年前に独立開業を決意。そのきっかけは…？

（小川さん）
勤務していた雑貨店が、会社の方針で「接客を重視しよう」ということになったんです。接客するには商品知識が必要ですが、それをお客様に伝えるとなると、やっぱり自分の好きな商品じゃないと気持ちって伝わらないんだなと思ったのがきっかけです。それで、自分が本当に好きな雑貨のテイストはこれじゃないとはっきり気づいてしまい…（笑）

―会社の「接客重視」という良い方針が、まさかの人材を失うことに（笑）

（小川さん）
あはは（笑）転職も考えたんですが、企業に入ればまた同じことかなと思ったので、自分でやってみようかなと思いました。

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クリスマス間近ということで入口正面の平台はクリスマスディスプレイ！見ているだけでわくわくします。

1 経験者のアドバイスは絶大！開業した先輩にアドバイスをもらいにいきました
2 気になる商品仕入れ。メーカーさんとの出会いの場って少ないですよね・・・
3 準備中バタバタ！それでも少しずつ宣伝・集客をしておけばよかったです
4 開業を目指す方へ、地道に準備すれば誰でもたどりつきます！

経験者のアドバイスは絶大！開業した先輩にアドバイスをもらいにいきました

（小川さん）
開業するにあたり、前職の雑貨チェーンの先輩が先に開業されていていたので相談に行きました。

― 実は私もそのお店に伺ったことがあるんですが、とっても素敵ですよね。

（小川さん）
はい！相談すると、やっぱり金銭面などは大変なことも多いとも言われましたが、同時に「そんなにやってみたいんだったら、やってみたらいいよ」と言われて。悩んでいるよりは行動に移してみて、いい結果になるか、悪い結果になるかは誰にも分からない。だったら、とりあえずやってみたらいいよ、とアドバイスをもらって決心しました。先輩が頑張っている姿を見て、私も頑張れるかなって思えたんです。

― 素敵です！苦労は多いとはいえ、その先輩のお店も長年続けられていますもんね。

（小川さん）
そうですよね。そういう気持ちの部分から、具体的な話まで、たくさんアドバイスをもらいました。
物件の広さから想定できる仕入量と売上…そう考えると家賃はこのくらいがいいよ、という先輩の経験と、私が前職で担当していたお店の広さから計算したりしました。そうして仕入れ予算を決めて、オープン前には「こんなに仕入れちゃった！」と思うほど仕入れをしたのに、陳列してみたら意外とスカスカで…。

― 開業する方からよく聞くキーワード第一位の「意外とスカスカだった」！ご経験があっても難しい部分なんですね～

（小川さん）
本当に難しいですよね…！最初にこの物件を見た時も、狭いかなと思ったんです。実際にレジを置いたり棚を入れたりしたらどのくらいの広さになるのかとか想像がつかなくて。でも準備が進むうちに「広くてどうしよう～！」と思いました（笑）

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元はアジアン雑貨屋さんだったという物件。全体的にブラウンだったので、梁を残して白く塗りました。レジスペースも元からあったものを活用。ヤシの葉の屋根だったところをストライプのテントに。すっかり北欧風に変身しています。

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先輩のアドバイスや前職の経験もあり、棚は可動式のものを設置。仕入れた商品によって高さを変えられたり、ディスプレイ変更による増減も可能です。周囲の人たちに手伝ってもらい、何回かやり直しながら壁に設置したそう。

気になる商品仕入れ。メーカーさんとの出会いの場って少ないですよね・・・

― 気になる商品仕入れですが、開業するにあたってまずは何をしましたか？

（小川さん）
ギフトショーに行って、ひたすら名刺交換しました！でも店舗物件が決まる前は、名刺交換をして掛率を聞いたりするだけで。店舗が決まってから改めて連絡しましたね。あと、先輩が「スーパーデリバリーも使ってみたら？」と教えてくれたんです。

― おおっ！ありがとうございます！

（小川さん）
この商品を自分のお店にも置きたいけど、どこのメーカーで扱っているのか、どこに行けばメーカーさんに会えるのか、情報が少ないんですよね。その商品をスーパーデリバリーで見つけたときは「あ、あった！」と。

― 何でだろう、メーカーさんと小売店さんの出会いの場って少ないんですね。

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（小川さん）
先にギフトショーで名刺交換して個人で直接契約したメーカーさんの中には、スーパーデリバリーにも出展していたところもありました。あるメーカーさんは「スーパーデリバリーの方がリピートしやすいかもしれないよ」とアドバイスをくれたんです。

― メーカーさんは「1回の注文で○万円以上仕入れてくださいね」という取引条件を設けている場合がありますが、スーパーデリバリーでは1点から注文できるので、メーカーさん側もお店の仕入れ事情を考えて提案してくれているんですね。

（小川さん）
あとは、ネットショッピング的な感じで発注できるのが便利ですよね。品番を調べてメールに打ち込むか、FAXに書いて発注するのは面倒なので（笑）結局スーパーデリバリーで注文しちゃおう、という感じもありますね。

レジトリミング
レジの下にも棚があり、ハンカチやハンドクリームなど細かいアイテムが並んでいます。ここにまとまっていると、ギフトにちょい足しする商品を選びやすそう！

準備中バタバタ！それでも少しずつ宣伝・集客をしておけばよかったです

― 開業してみて、「これをやっておけばよかったな」ということがあれば、これから開業する方のヒントに是非伺いたいです！

（小川さん）
そうですね…オープン前がバタバタで、宣伝を一切していなかったんです。お店は通りから1本入ったところにあるのでそれだけでなかなか見つけてもらいづらいんですね。外の看板は早い段階で作っておいて「○日オープン」と貼っておくだけで違ったかなと思いました。

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― 商店街の通りから1本曲がるとはいえ、少しのぞけばすぐお店が見える距離なのに、難しいですね…

（小川さん）
あとはチラシのようなものを作って、周辺のお店に配っておけば良かったかなとも思いました。
でも、近くのカフェの常連さんがお店に気づいてくれて、「お店の雰囲気が似ているから、絶対仲良くなれるよ！」と架け橋になってくれて、そのカフェのオーナーさんと仲良くなったんですよ。オーナーさんも「お店が出来たのは気づかなかった」と言っていたので、お客さんは余計に気づかないだろうな…と思いましたが、どこからつながるか分からないな～と思いました！

― お客さんが！お店って素敵なご縁も広がるんですね。