大阪・白鷺駅から徒歩約15分。大通りの交差点の一角に、静かに佇む路面の食器店があります。
今回訪れたのは、陶磁器を中心に扱う Ukatensei。店長の山崎さんに、開業までの道のりと、実際にお店を運営する中で気づいたことを伺いました。

目次
「いつかは自分の店」を現実にするための準備期間
山崎さんは20代のころ、海外に暮らしていた経験があり、帰国後に航空関連の仕事に従事されていました。その後多忙な日常を経て30代で輸入玩具の企業に転職し、営業だけでなく店舗に立つ経験も重ねてきたそうです。そしてその後、転職先が早期退職を募っていたタイミングで「いつか自分でお店を開きたい」という思いを行動に移す決断をします。
すぐに独立するのではなく、開業前に1年間と期間を決めて雑貨店で勤務。ディスプレイ、陳列、梱包、接客、ラッピング、配送まで、
お店を運営するうえで必要な実務を一通り経験してきたといいます。
「商品を売る経験はあっても陶磁器を扱ったことはなく、梱包やディスプレイなど「どうやってお客様に提案するのか」というところを知っておきたかった」と山崎さん。
この経験が、開業後の判断力や安心感につながっているように感じました。

実家を活かした、無理のない店づくり
お店を構えたのは、もともと実家として使っていた場所。
什器もすべて新しく揃えたわけではなく、実家で使っていた家具を中心に持ち出し、足りないものだけを買い足して整えたそうです。
年季の入った家具と陶磁器の相性はとてもよく、作り込みすぎないのに、どこか落ち着きのある空間が印象的でした。

商品数は「増やしすぎない」という選択
Ukatenseiで扱っている商品数は、開店当初から現在まで大きく変わっていません。開業して間もないということもあり、点数を増やすことを目的にするのではなく、お客さまの反応を見ながら、無理のない数を扱うことを大切にしてきたそうです。
そうすることで、どの商品が手に取られているのか、どんな声が多いのかをきちんと感じ取りながら、品揃えを調整できる状態を保っています。

商品は益子焼をメインにセレクト。窯元から直接仕入れている器も多く、なかには委託販売という形で扱っているものもあります。
取引実績がない開業初期の段階から委託を提案してくれた窯元もあり、結果として、無理のない形でしっかりとした品揃えを実現できたそうです。
益子焼は大阪のこのエリアではまだそれほど知名度が高い産地ではないものの、陶磁器の中でも比較的お手頃な価格帯であること、そして山崎さん自身が長く親しみ、好きだと感じてきた器であることが、扱っている理由のひとつだそうです。日常使いしやすく、無理なく取り入れられる点も、このお店のスタイルに自然と合っています。
入り口の見せ方を変えたら、お客さまの反応が変わった
開店当初、入り口付近にはお皿を並べていたそうです。ただ、ガラスの壁越しだと外からは少し見えにくく、何を扱っているお店なのか伝わりづらい部分がありました。
そこで、入り口の商品をマグカップ類に変更。
すると、外からでも用途が想像しやすくなり、来店されるお客さまの反応が明らかに変わったそうです。「何を売っているお店か」が一瞬で伝わることの大切さを、実感したエピソードでした。

集客はSNSのみ。特に効果を感じたのはThreads
集客に関してはまだ手探り状態とのことですが、広告などは出していません。代わりにInstagramやThreadsなどのSNSをオープン当初から運用しており、投稿を見て遠方から来店される方も増えているのだとか。
なかでも Threadsでの反応が一気に伸びた時期があり、そこから新たな来店につながるケースが増えたとのこと。山崎さん曰く、「オープン」や「開店」などのキーワードを入れたことで反応が大きく変わったのだとか。
年齢層も20代から50代、60代までと幅広く、器や暮らしに興味のある方が自然と集まっている印象でした。
スーパーデリバリーは「器以外」の仕入れ先として活用
スーパーデリバリーは、知人の紹介がきっかけで利用。
食器とは別に、レジ周りには山崎さんご自身が好きなブローチやアクセサリー類が並べてあり、その仕入れ先として活用しているそうです。オープン時に色々と仕入れ先を探したものの、納期がどれも間に合わないなか、スーパーデリバリーからの仕入だとすぐに届いた、という点も利用に至ったきっかけだとか。

ほかにも、カゴやリネンなども仕入れており、それらが店内のほどよいアクセントになっています。
「北欧やヨーロッパのアイテム、大手メーカーの商品も意外と揃っていて驚きました」と話されていたのが印象的でした。

開業前の方へ。Ukatenseiから学べること
今回の訪問で、開業前の方にとって特に参考になると感じたポイントはこちらです。
・開業前に期限を決めて現場で経験を積む
・実家や既存の家具など、今あるものを活かす店づくり
・商品数を増やしすぎず、管理できる点数でスタートする
・入り口で「何を売っている店か」を明確に伝える工夫
・メイン商材以外は、卸サービスを使って柔軟に仕入れる
・派手な拡大ではなく、自分のペースで、納得しながら続けていく。
Ukatenseiは、そんなお店づくりのヒントをたくさん与えてくれる一軒でした。これから開業を考えている方の参考になれば幸いです。
Ukatensei
住所:〒599-8232 大阪府堺市中区新家町690
インスタグラム:https://www.instagram.com/ukatensei_sakai/

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