私と同じように、小さなお子さんがいるママやパパは、初めてのお店に行く前に「ここは子連れでも大丈夫かな?」と気になって、ネットで下調べすることが多いのではないでしょうか。

一方、サロンオーナーの皆さんにとっても、「子連れのお客様をどうお迎えするか」「OKやNGの線引きをどう伝えるか」は悩ましいテーマですよね。子連れ対応を明確にすることで、理想のお客様との素敵な関係を築けるチャンスが広がります。

そこで今回は、いろいろなサロンの子連れ対応の実例を基に、「子連れ来店の意思表示」のポイントをまとめてみました。相思相愛のお客様を引き寄せるための参考にしてください!

あなたのお店は「子連れ来店OK?それともNG?」対策方法をまとめ

「赤ちゃんから大歓迎!」というサロンから「お子様の同伴はご遠慮ください」まで、子連れ対応はサロンによって様々です。以下では、段階別に実際の事例を交えながら、意思表示の方法や配慮すべきポイントを紹介します。

いつでもウェルカム!ベビーキッズの対応はお任せ

サロンのオーナーやスタッフが子育て経験者で、理解がある場合は環境を整えて「赤ちゃんから大歓迎」を掲げるのも良いでしょう。店頭で提案するだけでなく、SNSなどでも気持ちを伝えることで、子供好きな雰囲気がSNSでも伝わります。ママが髪を整える間、赤ちゃんやキッズも安心して過ごせる環境が整っていることを事前に伝えておくと安心してママも過ごせることでしょう。

◆子連れOKなサロンの対応例:

授乳/おむつ替えスペース完備:個室にベビーベッドとおむつ替えシートを設置。授乳カバーも貸し出し可能。

キッズスペース充実:絵本、ぬり絵、ブロックが揃ったコーナー。タブレットで動画視聴もOK。

ぐずった時の柔軟対応:子供が泣いた場合、施術をヘアカットのみに変更可能。スタッフが軽くあやしてくれることも。

ベビーシッターサービス:提携シッターを予約すれば、ママの施術中にお子さんを預けられる(有料)。

意思表示の例: 「ママもパパもリフレッシュ!当サロンでは赤ちゃんからキッズまで大歓迎♪ キッズスペースや授乳室完備で安心。ぐずっても大丈夫!スタッフが柔軟に対応します。ベビーシッターサービスもご予約OK!」

提案することで得られる効果: 子連れママからの予約が増えることでしょう。Instagramなどで「#子連れサロン」といったタグを使った投稿などの拡散もお願いしてみると良いでしょう。新規顧客が増加。ママたちの口コミで「安心して通える」と評判を得ることができるでしょう。

個室での対応ができる場合のみ対応可能

ネイルサロンやヘアサロンなどによっては、落ち着いた雰囲気を重視するサロンも多いことでしょう。他のお客様への配慮やスペースの都合上、子連れ対応は「個室予約の場合のみOK」とする例も多いです。個室数には限りはありますが、事前予約にて提案することでママもゆったりと過ごせることでしょう。

◆個室での対応がOKなサロンの提案例:

個室の詳細を明示:個室利用は1日2組限定、追加料金なし。おむつ替えシートや簡易おもちゃあり。

予約時の確認:オンライン予約フォームに「お子様同伴の有無」「年齢」を入力する欄を設置。

注意事項の共有:個室でも他のお客様への配慮として、大きな声や動きを控えるお願いを事前連絡。

意思表示の例: 「ママにゆったりと過ごせていただけるよう、当サロンでは個室(要予約)で子連れ対応OKとしています。おむつ替えスペース完備。静かな空間を保つため、走り回るのはご遠慮ください。詳細はHPでご案内しています。」

提案することで得られる効果: 個室の限定感が「特別な時間」を求めるママに好評を呼ぶことでしょう。予約時に子連れ情報を把握できるため、スタッフの準備もスムーズに。リピート率が向上し、個室予約は常に満席状態になると良いですね。

ひとり遊びができる子ならOK!

「〇歳以上でひとり遊びができる子なら同伴OK」と設定し、簡易的なキッズスペースを設けられるお店におすすめしたい提案です。親しみやすいスタッフの対応で気軽に訪れやすいお店の雰囲気づくりにぴったりです。

◆ひとり遊びができる子ども連れはOKなサロンの提案例:

簡易キッズスペース:待合スペースに絵本とぬり絵を用意。Wi-Fi完備で動画視聴も可能。

ルールの明確化:店内を走り回らない、大きな声を控えることを予約時に伝える。

スタッフのフォロー:お子さんがぐずった場合、スタッフが軽く声をかけて気を引くなど臨機応変に対応。

意思表示の例: 「ママのヘアサロンタイムを応援します。〇歳以上で静かに遊べるお子様の同伴OK!絵本やぬり絵をご用意しています。スタッフが時おりお子様の様子を見守りますが、店内を走るのはご遠慮ください。」

提案することで得られる効果:「ひとり遊び」の基準を明確にしたことで、親御さんが事前に子供の対応力を判断しやすく、トラブルを回避することができます。地域に住むママからの信頼を得やすいことから、平日午前の予約が増加することも多いようですよ。

ママの施術中もお行儀よく待っていられる子なら…

高級感を重視するトータルビューティーサロンなどでは、「施術中にお行儀よく待てるお子様ならOK」とするお店も少なくはありません。また、店内のお客様の過ごし方を重視され、子ども用スペースを設けてない場合も。落ち着いた雰囲気を維持するためのルールが徹底されています。

とはいえ、いろいろなお客様のニーズを満たしてあげたいという場合は導入を条件付きで検討してみるのもおすすめです。

◆お子様が静かに待っていられような工夫の例:

待機スペースの工夫:子供用の椅子とテーブルを設置。無料Wi-Fiとお菓子(アレルギー対応)を用意。

事前ルールの共有:予約時に「施術中断の可能性」を伝え、親御さんの協力を依頼。

スタッフの対応:お子さんが騒いだ場合、スタッフが穏やかに注意し、必要なら施術を調整。

意思表示の例: 「当サロンでは、ゆったりとしたサロンタイムを過ごしていただけることを目指しています。施術中に静かに待てるお子様の同伴を歓迎します。Wi-Fiや小さなお菓子をご用意。万が一騒がしくなった場合は、施術を一時中断する場合がございます。」

提案することで得られる効果:明確なルール設定により、静かな空間を求めるお客様と子連れママの両方を満足させるバランスを実現。リピーターが増え、口コミで「丁寧な対応」と高評価を得ることでしょう。

お子様連れの来店はご遠慮いただきたい

サロンの施術時間をゆったりと過ごしていただきたいお店では、リラクゼーションを最優先に「子連れでの来店はご遠慮いただいております」と明確に伝えていることも。お断りするのは勇気がいることですが、ていねいな言葉遣いと代替案で、ネガティブな印象を軽減することでサロンの品位と信頼を得ることができます。

◆お子様連れお断りのコツ:

理由の説明:安全面と他のお客様への配慮を強調。

(もしあれば)代替案の提案:子連れOKの姉妹店や近隣サロンを紹介。

柔らかい表現:「ご遠慮いただいております」で優しく伝える。

意思表示の例:「当サロンでは静かな癒しの時間を大切にしています。サロン運営における安全とリラクゼーションを重視し、お子様連れのご来店はご遠慮いただいております。(子連れOKの姉妹店もぜひご検討ください。)」()内は代替案がある場合は添えてみましょう。

提案することで得られる効果: ターゲット層(大人向けリラクゼーション)を明確にしたことで、理想のお客様が集まり、高単価メニューの売上が向上することもあります。

お店にあったお客様を引き寄せたいなら「意思表示」はきちんとしよう

子連れ対応は、サロンのコンセプトやターゲット層を反映する重要な要素です。「子連れウェルカム」で地域のママに愛されるサロンも、「大人専用」で静かな癒しを提供するサロンも、どちらも価値ある選択です。大切なのは、自分たちのスタンスを明確にし、事前に伝えること。以下の方法で、魅力的な意思表示をしてみましょう。

ホームページやSNSで発信:子連れ対応の詳細をHPやInstagram、Xで公開。キッズスペースや個室の写真を載せると安心感がアップ!

例:「ママもキッズも笑顔に!キッズスペース完備の子連れ歓迎サロン♪ 詳細はこちら [リンク]」

予約時の確認:オンライン予約フォームに「お子様同伴の有無」「年齢」欄を追加。事前情報で準備がスムーズに。

店頭での案内:入口に「子連れ歓迎」「個室予約制」のPOPを設置。初めてのお客様にも伝わりやすい。

スタッフの統一対応:全員が子連れ方針を理解し、一貫した対応ができるようトレーニングをしていきましょう。

まとめ

子連れ来店の対応は、サロンとお客様の「相思相愛」を築く鍵です。赤ちゃんから歓迎する温かいサロンから、大人向けの静かな空間を提供するサロンまで、どのスタイルもお客様にとって価値ある選択肢。あなたのお店のコンセプトに合った意思表示を明確にすることで、理想のお客様との出会いが増えます。子連れ対応に悩むサロンオーナーの皆さん、ぜひこの記事を参考に、自信を持って意思表示をしてみてください。素敵な関係が築けることを応援しています!

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