こんにちは、しほです。
この前、Googleアナリティクスで参照元をチェックしていると、l.facebook.comとlm.facebook.com という2つの項目を発見しました。
なんだろう?
これまで見てきた参照元として、
facebook.com→PCのフェイスブック経由
m.facebook.com→モバイルのフェイスブック経由
と理解していましたが、頭のlって?!
検索して調べてみると広告経由だ、という話がありましたが、広告は出してないし・・・
ということで、l.facebook.comとlm.facebook.comについて調べてみました!!
目次
l.facebook.comとlm.facebook.comの正体
結論から言うと、l.facebook.com / lm.facebook.com は、スパム防止対策のためFacebook側で設定している”Link Shim” というシステムの新バージョンを経由した場合に出てくるようです!
Facebookでは、Facebook外へのリンクについて一度”Link Shim” というシステムをかませて、その後対象のURLに遷移しています。
スパム防止ということで、リンク先が不適切なサイトだった場合はその”Link Shim”のシステムが検知し 警告ページを表示して、対象のURLに遷移させないという機能を実装しているとのこと。
Link Shimについて
では、Link Shimの詳しい内容を説明します。
概要
Facebookには2008年頃から”Link Shim”というシステムが導入されていて、Facebook外へのリンクに適用されています。そして、2014年4月からl.facebook.com / lm.facebook.com というLink Shimシステムの別バージョンが導入されました。(←これが今回の正体!)
ちなみに、l.facebook.comはPC版、lm.facebook.comはモバイル版です。
そもそものLink Shimの機能は、リンククリック時にリンク先がスパムや悪意のあるサイトでないかを確認し、問題がある場合は警告ページを表示してブロックし、問題がなければそのまま転送する、というものです。
Link Shimを介する効果
■リンク元ページの匿名化
Facebook内のURLにはプライベートな情報を含む場合があります。例えば個人のタイムラインや非公開のグループ(仲間や共通のグループ内で会話を共有できるFacebookの機能)のURLなど、リンク先サイトに送られることを望まないことも多いでしょう。そこでLink Shimは必要に応じてリンク元のURLを分からないようにしてくれます。
■Facebookから来たことをリンク先サイトに残す
Facebookはhttpsでの暗号化を利用しているため、暗号化していないhttpのURLにリンクをしても、リンク先サイトにはFacebookから来たというログを残せません。そこでLink Shimを介することでhttpsからhttpへのリンクでも、リンク先サイトに”Facebookから来た”というログを残すことができるのです。
Link Shimの動作状況
ニュースフィードに表示される広告を確認すると、広告によってwww.facebook.com/l.phpとl.facebook.com/l.php のいずれかを経由してリンク先のサイトに移動しているようです。
同様に通常の投稿に含まれるリンクも調べてみると、こちらはl.facebook.com/l.php を経由していることが多いようでした。
共通点としてリンク元の匿名化はwww.facebook.com/l.phpを経由する場合には行わず、l.facebook.com/l.phpを経由する場合は行っていました。
まとめ
というわけで、「l.は広告経由」というのは少し事実と異なるようです。
ざっくりというとアナリティクスの参照元l.facebook.com / lm.facebook.comはどちらも、facebook.com / m.facebook.comと同様にFacebook(PC/モバイル)からの流入という解釈でよさそうです!
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