「なんかこれ、ずっと触っていたい……」

お店で手に取ったお客様がそうつぶやきながら、そのままレジへ向かう。スクイーズには、そんな不思議な購買力があります。見た目のかわいさはもちろん、あのフニフニとした触感が手を止めさせ、気づけば「買っていこうかな」という気持ちに変えてしまう。これはスクイーズが持つ、他の雑貨にはなかなかない「体験型の魅力」です。

今、そのスクイーズが静かに、しかし確実に売れはじめています。Googleの検索データとスーパーデリバリーの受注データを重ねると、2025年秋を境に両方の数値が急上昇していることがわかります。まさに「じわじわ来ている、だから今がチャンス」なタイミングです。

データが示す「スクイーズ急上昇」の事実

下のグラフをご覧ください。2023年〜2025年前半まで、「スクイーズ」のGoogle検索関心度はスコア10前後と低水準で推移していました。ところが2025年11月を境に数値が急上昇。2026年に入ってからも上昇が続き、2026年5月にはスコア100(調査期間内の最高値)を記録しています。

スーパーデリバリーの受注データも同様の動きを見せています。2023年初頭と比較した受注指数は、2026年春時点で10倍以上に拡大。検索数と受注が連動して伸びているという事実は、「一時的な話題」ではなく市場全体が動いているサインです。

※ Googleトレンド:検索関心度の相対値(最高値=100)。出典:Google Trends
※ SUPERDELIVERY受注指数:「スクイーズ」関連受注を2023年1月を基準(=1)として指数化。

なぜ今、スクイーズが売れているのか

スクイーズのブームには、時代の流れとのマッチングがあります。

ひとつは「癒やし需要の高まり」です。日常のストレスを手軽に解消したいというニーズは年々強くなっており、触るだけで気持ちがほぐれるスクイーズはその受け皿にぴったりはまっています。スクイーズのやわらかい触感は、触覚的な安心感をもたらすと言われており、「なんか触っていると落ち着く」という感覚が口コミや動画で広まっていきました。

もうひとつは「シール・マスキングテープブームの次」という流れです。平成レトロブームがステーショナリー市場を席巻した後、次の「触って楽しい雑貨」として注目が集まりはじめたのがスクイーズです。見て楽しい、触って楽しい、撮って楽しいという三拍子が揃っており、SNSとの相性も抜群です。

「フニフニ感」が売り場を変える。スクイーズが体験型商品である理由

スクイーズが他の雑貨と一線を画す最大の理由は、「触ること」が購買の動機になる点です。

洋服や食品はある程度、見るだけでも購買判断ができます。しかしスクイーズは違います。手に取って、握って、戻る感触を確かめて、はじめて「これが欲しい」という気持ちが生まれます。このプロセスが売り場での滞在時間を自然と長くし、衝動買いを生みやすくします。

また、触った人が思わず隣の人に「ちょっとこれ触ってみて」と声をかける場面も多く、口コミ的な広がりが店頭で起きやすい商品でもあります。SNSで動画を撮りやすいことも、若い世代を中心とした認知拡大につながっています。

どんなお店に向いているか

スクイーズは業種を問わず取り入れやすい商品ですが、特に効果的な使い方をご紹介します。

雑貨店・セレクトショップ:レジ横や入口付近に少量ディスプレイするだけで、お客様の手が自然と伸びます。単価が手頃なので「ついでに1個」という衝動買いを生みやすいポジションです。

美容サロン・整体院:待合スペースに置いておくと、お客様が触れながら待ち時間を過ごし、そのまま「購入できますか?」という流れが生まれることがあります。「癒やし」というブランドイメージとの親和性も高いです。

カフェ・飲食店:物販コーナーの差別化アイテムとして。フード系のデザインが多いスクイーズは、飲食店の雰囲気とも馴染みやすく、お子様連れのお客様にも喜ばれます。

イベント・催事・縁日:当てクジや景品としての需要も根強く、子ども会やお祭りの集客アイテムとしても活躍します。

スーパーデリバリーで仕入れられるスクイーズをチェックしよう

スーパーデリバリーでは、さまざまなタイプのスクイーズを小ロットから仕入れることができます。在庫リスクを抑えながら試せるのが、はじめて扱う事業者様にも安心なポイントです。人気アイテムをご紹介します。

フード系スクイーズ:見た目のかわいさで手が止まる

本物そっくりのスイーツや食べ物をモチーフにしたフード系は、ディスプレイするだけで売り場が華やかになります。「食べられません!」という注意書きが逆に笑いを生むことも。

動物・ユニーク系スクイーズ:ひとつ置くだけで売り場のアクセントに

猫の肉球、動物モチーフなど、触感だけでなく見た目の個性も強いアイテム。「これ何?」と手に取らせる力があります。

体験・DIY系スクイーズ:「作る楽しさ」で差別化

触るだけでなく、自分で作れるスクイーズキットも注目です。パキパキとした独特の音と触感が楽しめるロウスクイーズ作成キットは、ASMRブームとの相性も良く、SNSでの拡散が期待できます。ワークショップ的な使い方も可能で、イベント集客にも活用できます。

景品・イベント向けスクイーズ:まとめ買いでお得に

縁日・夏祭り・子ども会など、イベントの景品や当てクジにも最適です。低単価でまとめて仕入れられるアイテムが揃っています。

仕入れのポイント:まずは少量から、レジ横に置いてみよう

スクイーズは小ロットから仕入れられる商品が多く、在庫リスクを抑えながらテストできるのが大きなメリットです。はじめて扱う場合は、まず3〜5種類をレジ横に置いてみることをおすすめします。

選び方のポイントとしては、フード系・動物系・キャラクター系など異なるテイストを少量ずつ揃えると、どのタイプがお店のお客様に刺さるかが見えてきます。また、専用什器付きの商品を選ぶと、ディスプレイの手間が省けて売り場づくりがスムーズです。

香り付きタイプや触感に個性のあるアイテムは、触った瞬間の「おっ」という反応が生まれやすく、その場での購買につながりやすいです。季節のイベントや店頭の雰囲気に合わせてラインナップを入れ替えながら、お客様の反応を見ていくのが長続きする仕入れのコツです。

まずは1種類、触れる場所に置いてみてください。お客様の手が自然と伸びる体験を、ぜひ店頭で確かめてみてください。