
仕入れサイト「スーパーデリバリー」の2025年春夏シーズン商品の受注結果と受注会員数のデータを基に、2026年の春夏トレンドを予測します。
2025年のデータでは、受注のピークが2024年より半月から1ヶ月ほど早く訪れる傾向が見られました。
これは、気候の変化への対応や、健康・快適さを重視する消費者の動きが、仕入れのタイミングを自然に前倒ししていることにあります。こうした流れから、2026年はシーズンアイテムの先回りをしながら仕入れを検討する必要性が高まりそうです。今回は、ファッション・雑貨の各カテゴリごとの季節キーワードの売れ行きを具体的に解説し、仕入れの参考にしていただけるようまとめました。データはスーパーデリバリーの2025年1月1日から11月30日までの受注データを基に、2026年の見通しを立てています。2026年春夏シーズンの仕入れの時期を見極める参考にご利用ください。
目次
ファッション:2025年春夏キーワードから見る2026年仕入れの予測
2025年の春夏キーワードを含む商品の売れ行きから2026年の仕入れ時期の予測を立ててみました。
Tシャツ:3月ぐらいから伸びはじめ、4月~7月までを一区切りとしてピークを迎える

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名にTシャツを含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
近年では、シーズンレスで売れる商品として定着してきている「Tシャツ」だけあり、2025年も売れ行きは3月ぐらいから伸びはじめ、4月~7月までを一区切りとしてピークを迎えます。8月に入ると、一気に秋への仕入れのムーブがシフトするのか、ピークアウトして落ち着いていきます。
気候的に少しでも春らしい陽気の日が続くと、Tシャツは動き出します。アウターの下に着るのもいいですが、やっぱりお気に入りのTシャツは、さらっと1枚でかっこよく着こなすのも良いです。
ちょうど、Tシャツの売れ行きが伸びると同様にに例年、夏にに向けたファッションアイテムの売れ行きも伸び始めていきます。3月中旬頃から少しずつ夏に向けた商品の提案も増えていくので、春夏シーズンアイテムをそろえるならこの時期がピークと心得て、チェックしていきましょう。
[関連商品]Tシャツ
カゴバッグ:3月頃から動き始め、連休には売り場に並んで提案されている

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名にカゴバッグを含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
春夏シーズンのお出かけ用バッグといえば「カゴバッグ」。夏の提案がメインに感じるかもしれませんが3月頃から仕入れは動き始めています。
夏に向けたファッションの提案が小売業ではゴールデンウィーク(GW)からスタートするお店も多く、その傾向から4月あたりからぐっと受注が伸びていき、6月あたりを中心にピークアウトしていく傾向にあります。カゴバッグは旬のアイテムであると同時に、売れる時期も限られているので、取り扱いたいと検討されている方は、できるだけ早めに気になる商品はチェックしておいて仕入れるようにしていきましょう。
[関連商品]カゴバッグ
サンダル:4月頃から仕入れが増える。気になる商品は色・サイズが揃っているうちにチェックを!

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名にサンダルを含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
夏のファッション小物といえば「サンダル」。以前だと、毎年早い方は1月頃から先行予約アイテムをチェックされ、本格的にオーダーが増えるのは4月に入ってからという傾向にありましたが、2024年、2025年は実売期を中心とした仕入れをされる方が増えている影響です。
近年、靴ジャンルは安定的にスニーカーが主流となっているのもあり、ユニセックスで提案できるOOFOS(ウーフォス)のようなタウンユース、レジャーなど兼用で履けるデザインのものが人気を集める傾向にあります。
とはいえ、靴はサイズ展開が多い商品のひとつ。cm(センチ)やinch(インチ)での展開商品の場合、サイズの際(小さいサイズ、大きいサイズ)から人気商品は完売の傾向にあるため、サイズが揃っているうちにチェックをおすすめします。気になる商品はサイズや在庫量などを見ながら、オーダーが増える前の時期には押さえておくとよいでしょう。
[関連商品]サンダル
デニム:トレンドは2025年も継続、春・秋の季節の変わりめに売れ行きが伸びる

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名にデニムを含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
2024年の受注データでは年間を通じてそこまで受注額、注文人数ともに定番商品として落ち着きを見せていた「デニム」ですが、2025年は春と秋の季節の変わりめやステップアップシーズンに売れ行きの波が見えるようになりました。
ここ数年デニムはファッショントレンドのひとつとして注目され、GジャンやGパン(デニムパンツ)など素材・シルエットともに、いろいろな種類のものが増えたなと実感します。
お店でもデニムだけでコーナー展開しても楽しいかもしれません。2026年も引き続きカジュアルスタイルのトレンドとして注目されているので、この機会にぜひチェックしてみましょう!
デニムは2025年春夏シーズンも装いのトレンドのひとつとして注目されています。定番アイテムからデザインの凝ったものまで幅広くそろっているので、気になる方はすぐにチェックしてみましょう。
[関連商品]デニム
傘:梅雨時期に向けて売れ行きが伸びる

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:傘・日傘ジャンルの商品の受注金額と会員数の推移。
2024年は早めに紫外線・日よけ対策として傘を探されている方が増えていた傾向にありましたが、2025年は梅雨時期の6月にピークを迎えていました。不安定な気候もありますが、一方で日傘を持たれている方も増えているのでお客様の声や状況などに合わせて仕入れられる方が増えているように感じられます。
傘全体のニーズとしてはひと段落していますが、雨傘に特化したものなど気分に合わせたデザインや提案の商品も増えているのでチェックしてみると良いでしょう。
傘に合わせてチェックしておきたい!帽子・レインコート
日除けとして傘を使うのは手を使うため、昨年から傘と同時に日除け対策に帽子を探されている方も増えている傾向にあります。つばが広いこと、首まわりまでUVケアできるもの、帽子のズレ落ち対策できるものを中心に商品をチェックされる方が多いようです。
あわせて、2026年4月から道路交通法が改正されます。その影響もあり、自転車に傘をさして運転することは「道路交通法違反」に該当します。傘をさして運転することは視界を妨げたり、ふらつきが生じて危険なためです。お客様のライフスタイルにあったファッションアイテムの提案をしながら、傘にちなんだ商品提案の幅を広げてみるのもおすすめです。
接触冷感:暑さを実感する直前で仕入れの注目度が一気に上がる

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:ファッションジャンル内で商品名に接触冷感を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
夏のアイテムは「接触冷感」の表示があるだけで売れ行きがよくなるというお声も多かった2025年。夏目前の6月に売れ行きを伸ばしていました。とはいえ、7月8月と少しずつ受注の波もゆるやかになっていく傾向にあるため、2026年はゆとりをもってチェックしていくことをおすすめします。
すでに接触冷感ファッションアイテムの先行予約を2025年1月時点でスタートしている出展企業もいます。早めにチェックして気温に合わせてささっと展開できるようにすると安心して猛暑対策も取り組めそうです。
[関連商品]接触冷感(ファッション)
雑貨・インテリア・食品:2025年春夏キーワードから見る2026年仕入れの予測
2025年の春夏キーワードを含む商品の売れ行きから2026年の仕入れ時期の予測を立ててみました。
花粉症対策:年明けからマスクを筆頭に仕入れを強化しよう

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「花粉」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
1月23日は「花粉症対策の日」。世間一般的なイメージでは、花粉といえば3月頃がピークに感じますが、スギ花粉の飛散がはじまって多くなっていく1月から3月にかけて適切な対策を行いましょうということを目的としてこの日に制定されたそうです。2025年は1月の後半にはもう飛散確認がされていたようでした。その傾向もあって、1月から一気に売れ行きを伸ばしていたようです。
2026年も昨年の傾向を見ると油断はできません…。花粉症の対策が必要となる前にチェックして提案できる準備を整えていきましょう。
[関連商品]花粉症対策グッズ
紫外線対策グッズ:4月頃から7月にかけて仕入れの注目度が上がる

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「UV」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
1年間の大半は夏のように感じられる昨今。日除け対策とともに注目されるのが紫外線対策です。例年同様に2025年も4月頃から7月はじめにかけて日焼け止めなど紫外線対策グッズを仕入れる方が増えていました。2026年も同様の傾向が予測されます。
[関連商品]紫外線対策グッズ
紫外線対策と合わせてチェックしておきたいアームカバー

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「アームカバー」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
日よけアイテムといえば、夏はアームカバー。「アームカバー・アームウォーマ―」ジャンルを見てみると、アームカバーは3月頃から伸びはじめ、一気に4月にピークを迎えます。とはいえ、季節商材なので人気商品は動きが早いです。例年、人気商品は、4月頃に完売したり追加生産待ちになることもあります。売り場での提案期間をしっかりと確保できるよう、2月頃から仕入れのチェックをしておきましょう。
[関連商品]アームカバー
ランチグッズ:新生活にお弁当箱、夏に水筒を仕入れて提案してみよう

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:「お弁当グッズ」ジャンルの受注金額と会員数の推移。
年間通じて安定的な受注のお弁当グッズジャンル。とはいえ、新生活とともにじんわり伸び、夏に向けて熱中症対策の一環で水分補給の呼びかけとともに伸びていく傾向があります。
過去4年ほどのデータを振り返ってみると、お弁当箱は例年3月4月頃がピークなのですが、水筒は気温の上昇とともに売れ行きが1か月ほど前後する場合があります。また、水筒は新生活シーズンと熱中症対策時期の夏頃にも探される方が増える傾向にあります。
[関連商品]お弁当グッズ
ひんやり・冷感グッズ:遅くても3月くらいまでにはチェックをはじめていこう

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「冷感」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
夏といえば「ひんやりグッズ」や「冷感」といった涼しさの感じられるアイテムが売れていきます。例年冷感グッズは4月頃から動き出し、暑さを実感する7月には「ひんやり」を実感されたい方が増えるのか、ひんやりアイテムも伸びていきます。また、同時に7月いっぱいを一区切りにして2025年は落ち着いていました。

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「ひんやり」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
必要になるのは「まだ先」と考えてしまいがちですが…実は冷感アイテム、ひんやりグッズの提案のバリエーションが多いのは遅くとも4月中旬まで。暑くなる頃には売れ筋商品が完売…とならないように、3月頃から早めにチェックしておきましょう。
[関連商品]ひんやり
桜:香りや食品は年末から注目・インテリアはインバウンドの影響か…年間通じて売れるモチーフに

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「桜」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
お正月が終われば「桜」に関連した商品の売れ行きが伸びていく…というのが雑貨業界を中心とした常識でした。しかしながら、2024年から年間を通じてコンスタントに仕入れされる方が増えています。
この影響はおそらくインバウンドなどの影響です。日本といえば「桜」というイメージでしょうか?季節を問わず仕入れのニーズは安定しています。
一方で、季節限定の香りを提案する「ヒーリング・アロマグッズ」「ヘルスケア・コスメ」や季節限定のフレーバーを提案する「食品」では桜の仕入れの仕方は上記とは異なります。

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:「ヒーリング・アロマ」ジャンル内「桜」を商品名に含むアイテムの受注金額と会員数の推移。

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:「ヘルスケア・コスメ」ジャンル内「桜」を商品名に含むアイテムの受注金額と会員数の推移。

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:「食品」ジャンル内「桜」を商品名に含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
桜の体験が中心となるフレーバーの食品や香りを中心としたアイテムは桜の開花シーズンに向けて伸びていきます。特に2026年春夏シーズンはアイテムによっては11月あたりから注目されている商品も多いので「桜」をテーマとした売り場づくりをされたい方は早めにチェックしていきましょう。
[関連商品]桜の雑貨や食品
母の日・父の日:遅くとも2~3か月前には仕入れのチェックをしていこう

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「母の日」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
春ギフトといえば「母の日」。昨年は、4月上旬をピークにして仕入れをされる会員事業者が増えました。とはいえ、小売業でも複数店舗以上を展開されるお店や業態によっては、10月~1月頃にはギフトを選定して商品を押さえておく事業者も多いようです。
スーパーデリバリーでは「母の日」の準備に合わせて仕入れをされる方が多いですが、メーカーの提案も実は年末から提案を強化されている出展企業が多いのでギフトの提案をされる方はちょこちょこ気になる出展企業のページをチェックしておくとよいでしょう。
スーパーデリバリーでの仕入れのピークは、母の日の1か月前に店頭提案がピークを迎えると同時の4月上旬と2026年も予想がされます。

[データ]計測期間:2025年1月1日~2025年11月30日まで/計測条件:商品名に「父の日」を含むアイテムの受注金額と会員数の推移。
「母の日」に続いて夏前のギフト提案といえば「父の日」です。2024年は提案月の6月に仕入れる方が多い傾向にありました。一方で2025年は5月の仕入れがピークとなっていました。例年、母の日に比べると直前の仕入れをされて提案する方が父の日ですが、売り場づくりを提案するなら父の日の2~3か月前には仕入れのチェックは、ある程度…済ませておきたいところです!
2月・3月を中心に春夏シーズンの仕入れを強化していこう:トレンド全体のポイント
2025年の受注では、春夏アイテムの仕入れが3月頃から活発になり、ピークがスムーズに回っていました。例年増していく気候の不安定さ(早い花粉飛散や暑さの長期化)や予防・対策意識の高まりで早めに季節を先回りした仕入れが予測されます。また、インバウンドの影響で桜のようなモチーフが一年中安定していくアイテムがある一方で、季節商材というものを通じて商品には旬があるのだなと感じます。そう考えると食べ物のように美味しい旬を逃さずにファッションや雑貨も仕入れて提案していくと販売時期にゆとりを持ちながら先を見通した動きが取れるようになっていきます。今回の予測を仕入れの目安として、2月と3月を中心に、仕入れと販売商品の在庫の回転を考えるきっかけになればうれしいです!




















































