LiL(リル)は、約20年前、地元の店舗向けに看板を作るところからスタートした会社です。横山さんと小野さん、ふたりの温かい人柄がにじむお話を聞いていると、まるで友だちとのおしゃべりみたいに心がほっこりします。


もともとは店舗の看板をメインに手がけていましたが、コロナ禍で大きく方向転換。楽天で販売していた彫刻ガラスなどのギフト商品から一歩進んで、もっと幅広い商品を作ろうと決意。アクリルグッズの展開を始め、「推し活」市場に飛び込みました。

LiL(リル)のコンセプトは、「心をつなぐ」こと。特に「推し活」—好きなアイドルやアーティストを応援する文化—に寄り添い、ファンの気持ちを大切にした商品を生み出しています。
「さりげなく推しを応援したい人に寄り添いたいんです」と横山さんが優しく語るように、LiL(リル)の商品は派手なロゴや名前ではなく、色やモチーフで「推し」への願いや気持ちを表現されたものが多いです。20代から40代の女性を中心に、日常で気軽に持ち歩けるチャームやアクセサリーが人気です。


たとえば、カラフルなお守りやキーホルダーは、まるで「推し」がそばにいるような安心感をくれる小さな宝物。自社でデザインから製造まで手がけるLiL(リル)は、小ロット生産やカスタマイズが得意。「ものづくりって、ほんと楽しいんです!」と小野さんが笑顔で話す姿に、商品への愛が伝わってきます。単なるグッズじゃなく、ファンと推し、日常をつなぐ架け橋。それがLiL(リル)の目指すブランドです。

そんなLiL(リル)の想いにふれてみました。

新しいつながりを求めて「スーパーデリバリー」へ出展

「スーパーデリバリーとは、実は15年来のお付き合いなんです。」と横山さんが楽しそうに振り返ります。実は、LiL(リル)は15年以上前からスーパーデリバリーの会員事業者として雑貨などを仕入れてきました。

ネット販売のノウハウを積み重ねてきた彼らが、なぜ自社の商品を出展する側に?

きっかけは、楽天でのB2C販売での課題でした。「うちの商品、けっこう真似されちゃって…(汗)」と小野さんが少し困ったような笑顔でポツリ。市場に似た商品が増え、オリジナル性を守る必要性が高まったそうです。

そこで、企業向けのOEMや自社開発商品で新しい販路を開こうと、スーパーデリバリーへの出展を決意。「自分たちの商品の魅力を、もっとたくさんのバイヤーさんに知ってほしい!」という熱い思いが込められています。

「小ロットで作れるのが強み。店舗さんのオリジナル商品も気軽に作れるんです」と横山さん。スーパーデリバリーは、LiL(リル)の柔軟なものづくりをアピールする絶好の場。長年のユーザーとしての信頼も後押しし、バイヤーとの新しいつながりを築く第一歩となっています。

世界中の人に「推し活」の素晴らしさを伝えたい

スーパーデリバリーに出展してまだ日は浅いですが、横山さんと小野さんの声にはワクワクがあふれています。「いろんなバイヤーさんに出会えるのが、ほんと楽しい!」と小野さんが目を輝かせるように、プラットフォームを通じてLiL(リル)の商品が多くの人の目に触れ、ブランドの認知度もじわじわ上昇中。

特に期待しているのは、海外での展開。「推し活って日本発の文化だけど、海外でも少しずつ知られてきていると実感します。」と横山さん。日本で築いた「推し活」文化を、LiL(リル)のアクリルグッズで世界に広めたい—そんな大きな夢を抱いています。スーパーデリバリーのグローバルなネットワークを活用し、海外バイヤーに商品を届ける準備を進めているところです。

ただ、課題もチラホラ。「カラーバリエーションが豊富すぎて、バイヤーさんが迷っちゃうかも」と小野さんが笑いながらポロリ。10色以上の展開は魅力だけど、買いやすさをどう工夫するかが今後のポイントとのことです。


「もっと『売りやすい』提案を増やして、バイヤーさんとの信頼を深めたい」とふたりは意気込みます。「海外で推し活がもっと広がったら、商品提案の楽しみが広がりそう」と明るい声に、LiL(リル)の未来がキラキラ輝いているようでした。

心躍るLiL(リル)の「推し活」アイテム

LiL(リル)の商品は、「推し活」やインバウンド需要を意識した、心がぽっと温まるアイテムばかり。横山さんと小野さんにおすすめしていただいたラインナップを紹介します。

カラビナ:推し活のアイテムを日常的にさりげなく

カラビナ:「推し活」だけでなく雑貨提案のアイテムとしても注目されているアイテム。カラフルでポップなデザインで、推しのイメージカラーをさりげなく持ち歩けるのが魅力。

「推し活のアイテムを日常的に持つとなるとちょっと勇気がいる人が実は多い、ただ、さりげなく推しカラーを持ってるだけでも、その人とのつながっているような気がする。なんか元気出ることってありますよね。」とおっしゃっているのが印象的でした。

おうち神社:推しへの願い、届け!

お守り・絵馬:推しの成功を願ったり、推しに会えることを祈ったり。そんなファンの気持ちを形にしたアイテム。「推し活神社」というキーワードが注目されるように、「願い事」をするのはいつの時代も誰もがあるはず。

最近では「家の中が神社のようなパワースポットになる…おうち神社」という言葉も注目されています。願いを込めるにもいろいろあって「推しに願いを叶えてほしい、でも自分の願いもちょっと…」と心に寄り添う商品です。

文字入れアイテム:推し活だけでなく、店舗のオリジナルグッズづくりにも

オリジナルの文字入れができるアイテム:自分だけのオリジナル推し活グッズを作るのにも良いですが、ロットもあるのでおすすめは店舗のオリジナルグッズづくりに。店名を入れたオリジナルやあなたのお店が大切にしていることを言葉で伝えるのにもおすすめ。

「推し活はアイドルやアーティスト、キャラクターだけではなく、身近な人やお店なども対象となり広がっています。応援消費や応援来店も愛されるお店が推されるのにぴったり」とのこと。あなたのお店のオリジナルグッズづくりをしてみませんか?

心が弾むような商品を作っていきたい

「デザインも可愛さも、使う人の心がちょっと弾むものを目指してるんです」と横山さん。自社でデザインから製造まで手がけるからこそのこだわりが、細部まで詰まっています。ギフトショーでは新作もお披露目する予定です。動画や使い方の提案も強化中だそうで、「実際に見ると、写真よりずっと可愛いんですよ!」とふたりの笑顔が印象的でした。

LiL(リル)のこれから:世界に広がる「推し活」の輪

LiL(リル)は、推し活文化をさらに広げ、海外にもその魅力を届けることを目指しています。スーパーデリバリーを通じて、国内外のバイヤーとのつながりを増やし、オリジナル商品の価値を伝えていきたいそうです。横山さんと小野さんの温かい人柄そのままに、LiL(リル)は「推し活」を通じて人と人、人と店舗をつなぐアイテムを作り続けます。
「心がほっこりする商品で、みんなを応援したい」—そんな思いが詰まったLiL(リル)の未来は、まるで推しを応援するファンのように、キラキラと輝いています。