株式会社Dear Factory(以下、Dear Factory)は、卸仕入れサイト「スーパーデリバリー」で、ハンドメイドコットンペーパーと活版印刷による紙製品を提供するクリエイティブスタジオです。主宰のかがわゆかさんが率いる同社は、伝統的な活版印刷の技術と現代的なデザインを融合させ、触れるたびに温かみを感じさせる商品で会員事業者の心を掴んでいます。このインタビューでは、かがわさんの柔和な人柄と内に秘めた情熱、スーパーデリバリー出展の想い、おすすめ商品、そして未来への展望を通じて、Dear Factoryの魅力を丁寧にお伝えします。

職場近くのショップとの出会い「静かな情熱のはじまり」

Dear Factoryの物語は、かがわゆかさんが広告制作会社でアートディレクターを務めていた頃に始まります。パソコンを使ったデジタルデザインが中心の毎日の中で、かがわさんは「自分だけで表現できるハンドメイドのものづくりに強く惹かれるようになりました」と振り返ります。

そんな折、職場の近くにあったイギリスの小さな紙モノのセレクトショップに自然と足を運ぶようになります。「活版印刷の作品でした。紙に刻まれる印圧の深さ、インキの擦れが織りなす風合いが、なんともいえない温かさを持っていて。初めて見たとき、心が動きました」と、穏やかな口調で語ります。デジタルでは味わえない、手仕事ならではの温もりが、かがわさんの心に静かな情熱を灯したのです。 ある日、ショップがひっそりと閉鎖されたことを知りますが、偶然にもそのオーナーと商品に再会。活版印刷への想いを語るかがわさんの熱意に、オーナーは温かくアドバイスをくれました。

「その言葉に背中を押されました。気がつけば、自分で活版印刷を始めていました」と、静かに微笑みながら話す姿に、内に秘めた情熱が垣間見えます。この出会いが、Dear Factoryの第一歩となりました。

ハンドメイドのコットンペーパーへの深いこだわり

Dear Factoryを立ち上げた直後、コロナ禍が訪れ、事業の立ち上げ期に試練が訪れました。この時期、かがわさんは静かに自分と向き合い、ものづくりの本質を見つめ直します。「既成の紙に印刷するのも素敵だけれど、もっと自分らしい表現を追求したい。輸入紙のコストや品質を考えたとき、思い切って自分で紙を作ってみようと思ったんです」と、穏やかながら確かな決意を語ります。デジタルデザインの日々の中で感じたハンドメイドへの憧れが、この挑戦を後押ししました。

こうして生まれたのが、Dear Factoryのハンドメイドコットンペーパーです。小さなアトリエで、素材の裁断、紙の生地づくり、紙をすく工程、乾燥まで、ほぼすべての工程を手作業で丁寧に行います。「触れると、ふんわりとしたぬくもりが伝わってくるんです。ずっと触っていたくなるような紙を目指しました」とかがわさんは目を細めます。まるで海外のウェディング招待状のような「レースのようなヒラヒラした紙の耳」を持つこの紙は、淡い優しいカラーリングが特徴。活版印刷やカリグラフィーとの相性が抜群で、受け取る人の心に温かな印象を残します。

特に注目すべきは、年に1度だけ受注生産・予約販売で提供される黒のコットンペーパーです。「黒の紙は、染色の難しさや他のカラーとの同時生産ができず、とても手間がかかります。だからこそ、年に1度だけ、特別な想いで作っています」とかがわさんは説明。市場でも黒の紙は特別な存在ですが、かがわさんの手による黒のコットンペーパーは、深い色合いと独特の質感で、特別なシーンを彩る逸品です。

心を動かすデザインとハンドメイドにこだわった、おすすめ商品

Dear Factoryの商品は、かがわさんの情熱と手仕事が詰まったものばかり。「どれも大切な子どものような存在」と微笑むかがわさんが、特に心を込めておすすめする商品を、季節やシーンに合わせてご紹介します。

まず、干支モチーフの紙文具は、かがわさんの遊び心と洗練された感性が光る一品です。干支の動物たちがマーチングバンドを結成し、軽やかに闊歩するデザインは、「干支と気づかないほどオシャレ」と驚かれるほどの独自性を持っています。赤と黒のモチーフが、活版印刷ならではの凹凸感と相まって、視覚と触覚の両方で楽しめるカードに仕上がっています。お正月の挨拶状としてはもちろん、クリスマスの贈り物や、動物を愛する方へのギフトとしても喜ばれる、季節を超えた魅力があります。店舗のディスプレイに並べれば、顧客の目を引き、会話のきっかけになることでしょう。「このカードを通じて、贈る人と受け取る人の間に小さな物語が生まれたら」と、かがわさんは語ります。

もうひとつ、かがわさんがおすすめするのが、ハンドメイドコットンペーパーです。かがわさんが手漉きで丁寧に仕上げるこの紙は、ふんわりとした質感と淡いカラーリングが特徴で、「手書きが映える、想いを綴りたくなる紙」とカリグラフィー愛好者からも愛されています。

ウェディング招待状やグリーティングカードに最適で、受け取った人が思わず手に取って触れたくなるような温かみを放ちます。

特に、年に1度だけ提供される黒のコットンペーパーは、予約販売でのみ手に入る特別な存在。「黒の紙は、染色の手間もあって本当に大変なんです。でも、その分、特別なシーンで深い印象を残したいという想いを込めています」とかがわさんは語ります。ブライダルショップや文具店では、招待状やメッセージカードとして、エコ志向の店舗ではサステナブルな素材として、幅広いシーンで輝きます。

また、かがわさんのオリジナルデザインによる活版印刷のグリーティングカードも見逃せません。シンプルながらも印圧の凹凸が織りなす高級感は、カフェやセレクトショップの雰囲気を一層引き立てます。「紙に触れるたびに、贈る人の想いが伝わる。そんな瞬間を作りたい」と、かがわさんの静かな情熱が息づいています。

想いを共感するパートナーシップを求めて

Dear Factoryの商品は、かがわさんのものづくりへの想いを共有する店舗にこそ届けたい一品です。「私たちの商品は、ただの紙製品ではなく、人の心をつなぐ手紙のような存在。共感してくれるお店さんと一緒に、顧客にその温かみを届けたい」と、かがわさんは穰やかに語ります。環境に配慮したコットンペーパーは、SDGsを大切にする顧客層に響き、ギフトショップでは特別な贈り物として、ブライダル店舗では心に残るウェディングアイテムとして、エコ志向の店舗ではサステナブルな価値を伝えるアイテムとして輝きます。かがわさんの丁寧な手仕事は、店舗の棚に並ぶたびに、顧客に感動と物語を届けるでしょう。スーパーデリバリーを通じて、Dear Factoryの想いに共感するパートナーとの出会いが広がることを、かがわさんは心から願っています。

手書きメッセージがギフトとなる世界を目指す

かがわさんは、Dear Factoryの未来について、穰やかながら熱を込めてこう語ります。「欧米では、メッセージを贈ることがひとつの習慣として根付いています。日本にもこの文化を伝えたい。手書きメッセージが、贈り物としての価値をもたらすものへと昇華して、思い出として残したくなるような、唯一無二の存在になってほしいんです。」特に、ウェディングの場では、ハンドメイドウェディングやウェディングDIYを志向する方々に、Dear Factoryのコットンペーパーを活用してほしいと願っています。「メニューのプリントや、座席メッセージカードとして手書きで使っていただくことで、ハンドメイドの紙ならではの温かみが伝わります。特別な日を彩る、思い出に残るアイテムになれば嬉しい」と、かがわさんは目を輝かせます。想いを綴って贈ることに共感してくれるお店との出会いを、スーパーデリバリーを通じてさらに広げていきたい。その言葉には、紙を通じて人と人をつなぐ強い願いが込められています。

Dear Factoryで心のこもった紙製品仕入れをはじめよう

Dear Factoryは、かがわゆかさんの柔和な人柄と内に秘めた情熱が織りなすブランドです。干支モチーフのオシャレなカードや、淡いカラーのハンドメイドコットンペーパーは、顧客の心を掴む「手紙のような」存在。スーパーデリバリーでその魅力をぜひご覧ください。Dear Factoryの商品を仕入れることで、店舗に温かみと感動を届けてみませんか?