こんにちは。これからお店を開業する方のサポート担当、イッチーです！

さて、今回のテーマは「ラッピング」です。
雑貨屋さんなどのショップでは、避けては通れないラッピングスキル。
きれいに包めるポイントをお伝えします！と言いたいところですが・・・

自分、不器用なんです・・・。

と思っていたところ、なんと！可愛い雑貨屋さんの中で本格的なラッピングを教えてくれるお店があるという。

そのお店とは、東京は東村山市の「雑貨とラッピングのお店 アジト」さん。
店名の「アジト」には「もらい手の笑顔をたくらむ場所」という意味が込められているんだって。

講師は、オーナーでラッピングマイスターの増田智枝美さんです。こだわって作られたオシャレな店内でレッスン。それだけでやる気が上がります！

（増田さん）
雑貨屋さんでは、まず「ななめ包み」は絶対。あとは、別名キャラメル包みとも呼ばれる「合わせ包み」ですね。それにリボンの「十字掛け」と「ななめ掛け」。 これで雑貨屋さんの無料ラッピングの範囲はカバーできますよ！

おおっ！頼もしいです。それでは、よろしくおねがいします！

1.まずは、紙を必要な分切り出す『紙取り』

商品に対して、包装紙が大きすぎても小さすぎてもだめ。でも実際の店舗ではいちいち紙取りせずに、あらかじめ各サイズに切り分けた包装紙を用意していますよね。きれいに包めるかだけではなく、商品に対してどのサイズを使うのかを瞬時に判断して包んでいく、スピード重視の世界でもあります。また、開業時にはどのサイズを揃えておけばいいか検討しなくちゃいけません。その判断ために、基本を知っていることが重要なんですね。

包装紙の折り方や、カッターで切る際のコツなど、一つ一つの作業にもコツや理由があります

綺麗に切れただけでこの達成感！ドヤ！（まだ包んでない）

（増田さん）
とてもきれいに切れてます！紙取りが出来ればラッピングを攻略したも同然ですよ！

褒め上手な先生・・・なんか出来る気がしてきたよ！

2.小さなコツをちりばめて、きれいに美しく包む！

まずは「合わせ包み」×「十字掛けリボン」から。紙取りした包装紙で実際に包んでいきます。

箱の真ん中にピタリと合わせるように。こんなぎこちない手つきでも、コツがわかればこわくない！

小さな部分をぴたっと綺麗に折りこむ。コツは、テーブルを使って折りこむこと！

コツを知って包むのと、知らないまま包むのとでは、理解の早さや仕上がりが全然違います！手順だけならYOUTUBEでいくらでも動画を見られる時代になったけど、開業して仕事となれば、コツを知っているのは心強いなあ。

3.お店をやるなら経費感覚をもつ！

（増田さん）
リボンですが、基本的にリールから切らずに使います。切ってから結んで、最後に余った長さをぴっぴっと切ってぽいっと捨てたら、お店なら店長に怒られると思います。リボンはお店にとっては経費ですから。

なるほど、趣味ではなく、お店のラッピングとなれば経費の部分も考えないとね。お仕事視点でアドバイスをもらえるのは、雑貨屋さんがやっている教室だからこそ。

リールにつながったままのリボンを、えいやーっと十字掛けに

リボンのどの部分を引っ張ればキュッとなるか分かりました！

ちなみに、結び目がきゅっと小さくて、輪がふっくらしているのが、日本人が好むリボンの理想の形だそうですよ。

4.基本であり花形の『ななめ包み』をマスターする！

『ななめ包み』はデパートなどでよく見る一番フォーマルな包みかたです。商品をくるくる回しながら包んでいく、あれですね！

完全に緊張しています。正直、出来る気がしません。

手の動き、紙を折る方向などポイントを教えてもらいながら、慎重に箱を回転させていったものの・・・

途中から先生に託したのは内緒だ。

・・・うまく合わせられなかった時の処理の方法も教えてもらえます（左側）

（増田さん）
実際の雑貨店では、ぴったりサイズに紙取りをする時間がないので、このようになっていることが多いですね。

■今度は裏表があるリボンを。「仕上がりは同じリボンでも、結び方は何通りもあるんですよ」

5.絶対に間違えてはいけない慶弔の包み分け

慶事の場合、箱の裏で重なる紙は、右側が上になるように折り重ねます。お店ではお祝い用のプレゼントをたくさん包むはず。技術だけじゃなくて、知識もしっかり身に着けておかなくちゃ。

（増田さん）
お客様の代わりに包んでいるので、自分が間違えたことで、お客様のメンツがつぶれてしまうんですよね。この人常識のない人だわって思われちゃうのは、お客様の方ですから。

「熨斗はもともと『のしアワビ』のことで、これが簡略化された物なんです」　それアワビだったの！？

今回は「ギフトラッピング入門コース（ラッピング協会資格対応）」の一部を体験させていただきました。（詳しいレッスン内容はこちら）

（増田さん）
最近はネットショップのオーナーさんからもレッスンのお申し込みをいただきますよ。プレゼントを、その人の代わりに包むとなると自己流でいいのかわからないし、自身がないと不安ですよね。特に冬はギフトシーズンなので、きれいにラッピングして、その写真をネットショップに載せてもいいですよね！

可愛い雑貨に囲まれて、女子会をしているように楽しく学んでいるうちに、すっかり苦手意識は消えていました。案ずるより包むが易し。一歩、レベルアップできた気がします！

■店舗情報
雑貨とラッピングのお店 アジト
東京都東村山市萩山町2-1-48
TEL：042-397-3300
営業時間・定休日はブログを要確認

（参考）Webで学べるラッピングはこちら
スーパーデリバリー 店舗運営アドバイス  – お客様の気持ちを伝えるギフトラッピング –

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