「中小アパレル企業の中でもデジタル活用が加速！『DX×アパレル産業』がもたらすメリットとこれからの業界の変化とは？」のオンラインイベントを開催しました。

先日、アパレル産業向けのクラウドサービスを展開しているシタテル株式会社さんと、「中小アパレル企業の中でもデジタル活用が加速！「DX×アパレル産業」がもたらすメリットとこれからの業界の変化と」をテーマにしたオンラインイベントを開催しました。

最近あらゆる業界において「DX（デジタルトランスフォーメーション）」という言葉が話題になっていますが、アパレル産業においても様々な業種でデジタル技術を活用したDXが進んでいます。そしてその動きはコロナ禍での外出自粛やテレワークの増加などの影響により、加速しています。

DX（デジタルトランスフォーメーション）とは、「サービス、商品の提供手段の改革」や「IT技術により新しい価値をもたらす」といったことを指し、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものだと言われています。

身近な例というと、コロナの影響でリアルな商談や展示会の開催が難しくなり、オンラインへ移行したり、取引の受発注をクラウド上で管理して、どこにいても仕事ができる状況にするといったこともその一つです。

では、アパレル業界ではどのようなことが起きているのか？

今回は、製造工場やメーカーを対象に生産業務を支援するサービスを提供している株式会社シタテルさんと、メーカーや小売店を対象に卸・仕入れ業務をサポートするラクーンコマースが、アパレル産業の川中、川下で起きているDXについてお話しました。

1 アパレル産業で起きているDXとは
2 中小企業だからこそすすめたいDX
3 アパレル・雑貨の卸・仕入れは「スーパーデリバリー」！
4 国内外の事業者に販路拡大！出展を希望の企業様へ

アパレル産業で起きているDXとは

アパレル業界では業種ごとに様々なDXが起きていますが、導入が目立つのはエンドユーザーとの取引における場面ではないでしょうか。たとえば、ECサイトでの購入商品やサイト内の閲覧内容など行動を分析してリコメンド商品を提案したり、サイト上に購入者がサイズを入力することで試着をしなくても最適なサイズを提案するなどといったことが起きています。

一方でメーカーと小売店の取引においては、卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」のようにネットを介して商品を仕入れる動きは増えており、特にコロナ禍でオンライン展示会を開催する企業やプラットフォームも増えてきました。また、海外で定着しつつあるライブコマースが日本でも浸透しはじめ、その流れはメーカーと小売店の間にも広がってきています。

これまではリアルでの取引が主流だったものがオンラインでも可能だという認識が広がり、特に今の状況においてはその変化に対応することが企業としての強みにもなるのではないでしょうか。

アパレル産業の中でもデジタル化が遅れていると言われることもある製造業ですが、ここにおいても確実に変化が起きています。たとえば、細かく煩雑に分かれる製造工程においては、情報のやり取りもFAXやメール・電話といった手段で行われ、効率化を妨げる要因にもなっています。そこをクラウド管理することで人手が少ない状況でも業務がスムーズに進み、雑務を軽減して本来の業務に集中しやすくなる、といった状況なども起きています。

中小企業だからこそすすめたいDX

DXをすすめるにあたって、中小企業だからこそのメリットがあります。一番大きなメリットは作業の効率化、業務の見える化などではないでしょうか。これまでアナログな作業だったものをデジタルに変えるだけで、情報共有や交換が効率化でき、それによってミスも減少するという効果があります。さらに、時間の空きができて生産性の高い仕事に集中できたり、新規の取引につながる結果をもたらすこともあります。

また、新しいことを取り入れるにしても、中小企業だからこそ周りの理解を得やすく導入しやすいということもあります。そしてコスト面でも、最近ではサービスの種類も増え、コストも下がってきており、資金面でも中小企業が導入しやすい環境になっています。

今回のオンラインイベントでは、このような内容で事例を交えながらお話ししています。今後の業務の効率化やこれからの業界の変化など、DXにご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

［アーカイブ］

【10月2日（金）15時～シタテル×SDオンラインイベント開催】中小企業の中でもデジタル活用が加速！「DX×アパレル産業」がもたらすメリットとこれからの業界の変化とは？

■シタテル株式会社

衣服生産プラットフォーム事業を運営。「人・しくみ・テクノロジーで衣服の価値を変える」をミッションに掲げ、衣類の生産インフラを必要とする人々が、いつ、どこであっても自由に服をつくることができるようなプラットフォームを提供。国内を中心とした1,000社の縫製工場・生地メーカー等と連携、16,000社のブランドやデザイナーが登録している。（2020年3月1日現在）

2020年4月にクラウドを用いたデジタル衣服管理ツール「sitateru CLOUD（シタテルクラウド）」をリリース。