京都・清水寺へと続く参道「二寧坂」。石畳の美しい街並みは、国内外から多くの観光客が訪れる人気エリアです。
今回はその二寧坂にあるエムルーカンパニーの直営店 「ちりめん細工館 二寧坂店」 を訪問し、店頭で人気の商品やお客様の反応などについてお話を伺いました。
和の趣を感じるちりめん細工の小物や、思わず手に取りたくなる可愛らしい和雑貨が並ぶ店内。実際の売り場でどんな商品がよく売れているのか、観光地ならではの売れ方なども含めて、リアルな販売の様子をご紹介します。

目次
観光地ならではの客層。ほぼインバウンドのお客様
二寧坂店のお客様のほとんどは海外からの観光客。最近はメキシコやアラブ系の旅行者が増えており、インドネシアやマレーシアなど東南アジアからの来店も多いそうです。
比較的富裕層の旅行者も多く、お土産として商品をまとめ買いされるケースも少なくありません。小さな和雑貨をばらまき用のお土産として複数購入される方も多く、同じ商品をいくつも購入されることもあるそうです。

月に1000個売れる人気商品「折鶴の根付」
店舗の前を歩いていると、まず目に入ってくるのが、色とりどりの折鶴の根付けです。
ちりめん生地で作られた折鶴がずらりと並び、思わず足を止めてしまう華やかな売り場になっています。
日本ではおなじみの折鶴ですが、海外では「oridzuru(オリヅル)」というよりも“ORIGAMI(オリガミ)”として広く知られている存在。そのため外国人観光客にも人気が高く、日本らしいお土産として選ばれることが多いそうです。
こちらの商品はすべて手作りで、テキスタイルやデザインもエルム―カンパニーのオリジナル。種類はなんと約100種類あり、月に1000個ほど売れる人気商品です。

回転式の什器に掛けて陳列されているため、お客様がくるくると回しながら柄を選べるのもポイント。
たくさんの折鶴が並ぶ売り場は、見ているだけでも「どれにしようかな」と思わず手を伸ばして選びたくなる楽しさがありますね。
カラーバリエーションが豊富だからこそ、選ぶ楽しさが生まれ、つい複数買いしてしまうお客様も多いのだとか。
また売れ筋のカラーにはPOPをつけて紹介することで、お客様が選びやすい工夫もされています。

店内にはこの折鶴を使った千羽鶴もありました。
天井から吊るされた千羽の折鶴は、とても華やかで存在感があり、店内でもひときわ目を引くディスプレイになっています。
こちらは店舗装飾としてだけでなく、ホテルや施設などのインテリアとして引き合いがあることもあるそうで、来店した人たちの目を引きそうな装飾でした。

スーパーデリバリーではカラバリをミックスしたアソートで販売しています。数ある種類の中から、エムルーカンパニーが厳選したセット内容となっているので、まずはお試しで取り入れてみてはいかがでしょうか。
京都の風景を持ち帰れるちりめんフレームマグネット
続いて人気なのが、ちりめんフレームマグネットです。

上代880円と手ごろな価格で、他のマグネットと比べても買いやすい価格帯なのと、サイズが縦横10cmずつあり、存在感があるのも好評なんだとか。ちなみにスタンド付きなので、立て掛けてインテリアとしても使えます。
柄には清水寺や二寧坂の風景など日本を代表する絵柄が描かれており、観光地ならではのお土産として人気。なかでもやはり、清水寺や二寧坂のデザインがよく選ばれるそうです。観光地の思い出をそのまま持ち帰れるアイテムとして、選ぶ楽しさも人気の理由の一つになっています。

こちらも40柄ほど展開しているので、観光地ごとに「ご当地デザイン」を選んでみてはいかがでしょうか。

壁一面に広がる、にぎやかな下げ飾りの売り場
店内の壁一面にずらりと並ぶ変わり下げ飾りシリーズも人気商品の一つです。
招き猫や舞妓、縁起物など、日本らしいモチーフが色とりどりに並び、見ているだけでも楽しい売り場になっています。
国や地域によって人気のデザインが分かれるのも興味深いポイントです。例えば、
・アジア系のお客様 → 招き猫デザインが圧倒的人気
・欧米のお客様 → 舞妓デザインが人気
とお客さんの国によって人気商品の違いが出ています。
日本ではお正月などの季節飾りとして使われるイメージがありますが、海外では季節に関係なく、日本らしいモチーフとして購入されるケースが多いそうです。
また売り場には人気ランキングも掲示されており、お客様が選びやすい工夫もされています。

店内にはポーチなどの雑貨も豊富に揃っています。こちらも下げ飾りと同様に好みの傾向が別れていますが、日本らしいデザインでありながら、可愛らしく使いやすいデザインが多いため、海外のお客様にも人気のアイテムになっています。

売り場づくりのコツ
ここからは、「ちりめん細工館 二寧坂店」の店長さんに伺った売り場づくりのコツをご紹介します。
売り場が綺麗すぎると売れない
商品を整然と並べすぎると、お客様が「崩してはいけない」と感じてしまい、手に取ることをためらってしまうことがあるそうです。そのため、あえて商品を少し間引いたり、少しラフに見せたりすることで、気軽に手に取ってもらえる売り場づくりを意識しているとのこと。

また、折鶴の根付を掛けている回転什器がシンプルなデザインなのもポイントです。什器がシンプルだからこそ商品が高く見えすぎず、お客様も気軽に手に取って選びやすくなります。
逆に、什器がおしゃれすぎたり高級感がありすぎると、商品も高そうに見えてしまい、手に取ること自体をためらってしまうこともあるのだとか。
特に手頃な単価の商品ほど、「気軽に手に取れる雰囲気」をつくることが大切だそうです。

売れ筋は「見せ方」で変わる
また、「売れ筋だから必ず売れる」というわけではないそうです。
商品の売れ行きは
・お客様の導線
・商品の見せ方
・横並びの組み合わせ
などによって大きく変わります。

例えば折鶴の根付も、カラーバリエーションが豊富で、すべてが同じように売れるわけではありません。売れにくい色があるからこそ、人気カラーがより目立つという側面もあるそうです。
さらに、最初は売れなかった商品でも、置き方や見せ方を工夫して「売れ癖」をつけると売れ始めることもあるとのこと。
売り場づくりの工夫によって、商品の魅力を引き出すことができるというお話がとても印象的でした。
ちりめん和雑貨・インバウンド向け商品なら「エムルーカンパニー」
ちりめん素材を使った日本らしい小物雑貨が豊富に揃うエムルーカンパニー。折鶴の根付やマグネット、下げ飾りなど、インバウンドのお客様にも人気の商品が数多く並びます。思わず手に取りたくなるような可愛らしいアイテムも多いので、ぜひチェックしてみてください。
今回訪問した「ちりめん細工館 二寧坂店」では、オリジナルのちりめんかんざしや、起き上がり小法師が作れる体験コーナーもあります。店舗のディプレイも含め、実際に商品をご覧になりたい方は、店舗にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

エムルーカンパニー直営店
京都に3か所、湯布院に1か所直営店を営むエムルーカンパニー。今回訪問したちりめん細工館 二寧坂店(にねんざか)の店舗情報はこちらからごらんいただけます。




