2024年8月に千葉県船橋市に開業したおばんざい居酒屋「旬菜 葉月」。
明るい女性店主の山口様が一人で切り盛りしており、季節の地元食材を使ったおいしい家庭料理とお酒が楽しめる温かいお店です。今回は山口さんの地元へのこだわりや開業の思いについて伺いました。

地元、船橋市の人とのつながりが居酒屋開業のきっかけになった

ーー今回どうしておばんざい居酒屋をやろうと思ったんですか？

山口さん：もともとわたしが居酒屋で飲むのが好きで（笑）何となく、こんな感じのこじんまりとした居酒屋さんをやりたいな～とはずっと思っていたんですよ。長い間お料理教室にも通っていたのでお料理のノウハウも活かせるなと思っていましたし、前職が物件管理会社の事務だったこともあって、試しに物件見てみようと探してみたらとんとん拍子で進んで物件も決まっちゃいました。お肉やお酒などは地元の商店街から、お野菜は地元の農家さんから直接仕入れさせてもらっています。

ーー地元の食材にこだわられているんですね。

山口さん：そうですね。お店をやるなら地元のつながりを大事にしようと決めてて。東日本大震災（2011年3月11日）の時に個人商店とのつながりのすばらしさを感じたんですよ。震災で食材が不足した時、大手小売店は全然力になってくれませんでしたが、個人的な付き合いがあったお米屋さんとかが「これだけは確保しておいたよ」と食材を分けて助けてくれたんです。それからは「やっぱり最後は地元だな！」と思うようになって、できるだけ必要なものは地元の商店街で買うようにしているんです。

ほっと落ち着く「家のようなお店」づくり

ーーそんなことがあったんですね！他にはどんなこだわりがあるんですか？

山口さん：お店づくりに関しては、カウンターの素材選びは少しこだわりました。いくつかの木を組み合わせて、生木というか、木の形や感じを活かしたテイストにしています。

ーーたしかに、色味や木の断面が見えるところが温かみを感じますね。

山口さん：あと、食材は「旬菜」なだけに、季節のものを扱おうと思っています。朝地元の農家さんに仕入れに行って、「あ、今日ナス安い！ナスで何作ろうかな～」という感じで、その日いいなと思った季節のお野菜を買ってきています。なんかお母さんみたいな感じですよね（笑）わたしも長く専業主婦をやっていたので、「なんか家で作っている人がいる良さ」みたいなものをなんとなく感じていて。お客さんにもそんな風に感じてもらえるお店にしたいなと思っているんです。

ーー素敵なコンセプトだと思います。

山口さん：ありがとうございます。その想いが伝わってか、今来てくれているお客さんはほとんどが地元の人達です。息子の野球つながりのお父さんたちや、近くの競馬場帰りの人たちが常連さんで（笑）あとは地元の若い子もたまに入ってきてくれますね。

「お店で使う食器を仕入れる」をきっかけに「スーパーデリバリー」に登録

ーー地元のつながりを大切にする中で、どうしてスーパーデリバリーを利用しようと思ったんですか？

山口さん：お店で使う食器を揃えたかったんですが、地元のお店から仕入れるのが少し難しかったんですよね。どうしようかと悩んだとき、ネットで「食器　飲食店」と検索してみたらスーパーデリバリーのサイトを見つけたんです。スーパーデリバリーではいろんな種類の食器が掲載されていて、丼ぶりや小鉢、湯飲みなどたくさんの食器を仕入れることができました。お店の準備段階で忙しいときに、ネットで、しかもたくさんの商品をまとめてみられるのはすごく助かりました。

気が付けば…ついつい他にも。「好きな商品」との出会いが広がった

ーー食器以外にもいろいろ仕入れられていますよね？

山口さん：そうですね。他にも近場で仕入れると運ぶのが大変な調味料や、店頭に出すためのブラックボードなどもスーパーデリバリーで仕入れました。中でも、スーパーデリバリーで仕入れた季節感あふれる手ぬぐいはとても気に入っています。

ーー手ぬぐいを仕入れたんですか？

山口さん：そうなんです。わたしの母が手描友禅の仕事をしていたこともあって、幼少のころから手ぬぐいが大好きだったんです。スーパーデリバリーを見ていたらたまたま好きなデザインの手ぬぐいを見つけて、思わず仕入れちゃいました（笑）手ぬぐいは壁に掛けて、店内に季節感が出るようにインテリアとしても使用しています。スーパーデリバリーでは、出会うはずがなかった商品と出会えるというのもいいところですよね。

季節を感じる、おもてなしを大切に商売をもっと楽しみたい

ーーまだ始まったばかりですが、これからどんな風にお店を続けていきたいですか？

山口さん：そうですね～、今は慣れるのに精一杯だけど、季節ごとにお料理や店内装飾を入れ替えたりして、もっと季節を楽しんでお店をやっていきたいですね。わたし自身、季節の節目が好きで、「涼しくなってきたね」「あれがおいしい季節になったね」とか、誰かと話すのがモチベーションになるんですよね（笑）来てくれたお客さんにも季節の魅力を感じてもらえるようなお店にしていけたらいいなと思います。

ーー素敵な想いですね。山口さん、貴重なお話ありがとうございました！

旬菜 葉月

千葉県船橋市本中山1-10-3J・B・Kスクエアー103
090-2237-6645
https://www.instagram.com/hazuki_shunsai/

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