お出かけが楽しみになる頃。お出かけのお供といえばバッグは欠かせません。今回は、バッグを仕入れて売るコツをご紹介します。

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売れる時期を逃さない、旬のバッグを仕入れるタイミング

バッグを売る上でまず欠かせないのが仕入れる時期。仕入れるタイミングひとつで売れ行きの良いバッグの確保できるかどうかが決まります。旬のバッグを仕入れるための情報をご紹介します。

バッグを仕入れて売るなら、いつがベスト？

バッグの仕入れのピークを探ってみましたが、通年で仕入れされる方が多いジャンルのため、仕入れ時期に大きな山場はみられませんでした。

ただ、バッグメーカーの提案の動きに連動して時期ごとに売れる商品群は変わっています。

例えば、2月の後半から3月をピークに春夏シーズンのバッグの売れ行きが伸びていきます。4月5月頃は、旅行やレジャーなどに活用できるバッグの売れ行きが伸び、7月頃には少しずつ秋冬シーズンの先行予約のバッグが売れ行きを伸ばしていきます。また、店頭に秋冬シーズンのバッグが並び始める9月後半から10月にかけて秋冬らしいファーやボア素材などを活用したバッグの売れ行きが伸びていく傾向にあります。

2024年人気バッグ ランキングTOP5

2024年スーパーデリバリーで人気だったバッグTOP5は以下の通り。（受注期間：2024年1月1日～12月31日まで）

財布を仕入れて売るなら、いつがベスト？

財布の仕入れのピークを探ってみましたが、通年で仕入れされる方が多いジャンルのため、仕入れ時期に大きな山場はみられませんでした。

わずかに、年末年始に向けてのタイミングと新生活がはじまるタイミングと節目に向けた仕入れが伸びていく傾向にあるようです。

財布は、「縁起の良い吉日」に向けた提案が主流とされており、一年を通じて吉日があるためこのような仕入れがまんべんなく通年である傾向にあるのではないかと考えられます。

財布を使い始めるのによいとされている「吉日」は以下があります。

・天赦日（てんしゃび）

・一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）

・寅の日（とらのひ）

・巳の日（みのひ）

・大安（たいあん）

中には、吉日が重なり縁起の良い日（天赦日と一粒万倍日が重なる日）があり、財布のおすすめには最もよいとされています。2025年の天赦日と一粒万倍日が重なる日は、3月10日、7月24日、10月6日、12月21日です。

2024年人気財布 ランキングTOP5

2024年スーパーデリバリーで人気だった財布TOP5は以下の通り。（受注期間：2024年1月1日～12月31日まで）

春夏バッグといえば「カゴバッグ」仕入れに最適な時期は？

春夏バッグといえば、雑材を使ったカゴバッグが人気アイテムのひとつ。スーパーデリバリーにおけるカゴバッグの予約提案は例年12月末から1月頃にスタートします。予約商品はそのころ受注がじわじわと増えはじめ、秋冬シーズンのセールがひと段落する2月後半から4月をピークにしてカゴバッグの売れ行きは伸びていきます。

メーカー提案も4月までにカゴバッグの提案がひと段落します。その後は春夏ファッションの商流にあわせて7月8月とゆるやかに売れ行きも落ち着きます。

[関連商品]カゴバッグ

秋冬バッグといえば「ファー」や「ボア」素材。仕入れに最適な時期は？

秋冬バッグといえば、「ファー」や「ボア」をデザインのポイントに取り入れたバッグが人気です。あたたかみのある素材ですが、メーカーが秋冬バッグをスーパーデリバリーで掲載をはじめる8月後半頃から売れ行きを伸ばし、即納・現物納品される10月頃をピークに毎年売れていきます。

[関連商品]ファーバッグ/ボアバッグ

最新のトレンドや生きた情報はバッグメーカーにあり

最新情報は、やっぱりバッグメーカー主催の展示会にあります。

バッグメーカーの展示会に参加して直接商品をチェックされたい方、バッグメーカーの展示会に参加して直接商品を見てみたい！という方はメーカー各社への問い合わせをしていきましょう。バッグメーカーの展示会は、ざっくりとした目安ですが、一般的に…2月後半から4月まで秋冬バッグ展示会。8月後半から10月までが春夏バッグ展示会となっています。

もちろん、展示会の期間の前後でのご案内もショールームの状況によって可能です。また、秋冬展示会時に春夏シーズンのバッグの提案はしている場合もあります。しかしながら、大半のバッグメーカーでは展示会シーズンを終えると撮影や大口営業先にサンプルを貸し出したりするケースもあるため、展示会時期を逃すと、すべての商品をチェックすることが難しくなります。

シーズンに提案する予定の商品を余すことなく見たい！という方は、上記の展示会開催期間を目安にバッグメーカー各社へお問い合わせいただくのがおすすめです。

「お出かけのお供」がポイント。バッグを売るコツ

仕入れのポイントとしては「お出かけシーン」や「お出かけ時の困りごとを解決する」をテーマにした提案がおすすめです。バッグはお出かけのお供として活用されるものです。お出かけの場に持っていきたくなるような提案（シーン）、あるいは、お出かけ時に「こんなバッグがあったら助かる！」と感じていただけるような提案ができるかどうかがポイントになってきます。

旅行シーズンをテーマにバッグの提案をする

例えば旅行シーズン。

宿泊を伴うお出かけにはスーツケースや旅行カバン（ボストンバック）など。荷物の整理収納にはトラベルポーチなども活躍します。また、旅先では、ショルダーバッグやボディバッグ、リュックサックの提案もおすすめです。

夏のお出かけをテーマにバッグの提案をする

続いては夏のお出かけをテーマにしたバッグの提案です。夏といえばファッションではカゴバッグなどが代表されますが、夏のお出かけは実はバッグの中に入れたいものが多いのです。

近年、猛暑日が続くため、日差しをよけるための日傘、ペットボトルや水筒、ネッククーラー、ハンドタオルなどを入れる方も多いようです。そのため、夏の持ち物を想定したバッグの提案がバックメーカー各社から提案されています。

「はっ水ナイロンワンマイル保冷トート（取り扱い企業：センバドー）」は、フロントポケット部分とバッグが保冷保温スペースと常温スペースで分かれているバッグ。フロントポケット部分にはクールリングなどがちょうどよい商品になっており、夏のおでかけも快適になることでしょう。

「トートバッグ ショルダーバッグ キャンバス 小さめ 軽い 仕切り 無地 2way トート ルーム（取り扱い企業：リボーンカンパニー）」は、コンパクトでありながら、中が折りたたみ傘や日傘が縦にすっきりと収納できる使い勝手の良いバッグ。中に敷居があるので整理できるのもうれしいですね。

上記商品のように、実際にバッグの中身を想定したイメージ写真付きの提案もされていますが、各社の商品ページのコメント欄などに「A4サイズ収納可能」「ペットボトルが縦置き、横置きなら入る」「長財布が入るサイズ」「折りたたみ傘が入る」「ペットボトルの切り替えループが付いている」といった記載があるので、容量サイズが気になる方は参考にしてみると良いでしょう。

夏のお出かけシーンはお出かけのお供が実は多い。お困りごとに寄り添った提案はお客様の心をつかむことでしょう。

ご年配の方には、機能やデザインをおさえた軽量バッグの提案をしてみる

ご年配の方向けにおすすめなのが、重さの軽いバッグ。年齢とともに、オシャレはしたいが、荷物ともなると重さが気になり、お出かけ時に体への負担の軽い、軽量バッグを探す傾向にあります。

とはいえ、軽いバッグと感じる重さの目安です。一般的には800gくらいで軽いバッグとされていますが、年配の方（シニア層）を中心としたバッグの仕入れ傾向をメーカーに伺ってみると「実際は、おおよそ500g（500mlペットボトルより軽い）バッグが軽い」と感じられる方が増えているように感じます。

バッグの重量は、商品紹介する詳細ページ内のサイズ・容量欄や、商品コメント部分に記載がある場合が多いです。バッグを取り扱う会員事業者の方の中には、お店に来店される客層に応じて、バッグ重量を見て仕入れを判断される方も多いようです。（記載がない場合は、出展企業各社にお問い合わせいただければと思います。）

[関連キーワード]軽量バッグ

マザーズバッグはコンパクトまたは、収納力重視の2軸で提案をする

赤ちゃんとのお出かけは何かと物入り…。オムツ、おしりふき、ミルク・授乳セット、お着換え、タオル、ガーゼなど最低でもこの量の荷物を常に持たないといけません。また、抱っこ紐、ベビーカーとお出かけ先の距離や状況を想定してお出かけのスタイルが変わっていきます。

0歳児がいる我が家では、大きくて軽量なバッグには、赤ちゃんに必要なものを入れ、ショルダータイプのコンパクトなバッグには、スマホとお財布、ハンカチなどのすぐに使えるアイテムを入れてお出かけします。

ひとつのバッグでスマートなお出かけをされたいという方には、オーソドックスなマザーズバッグがおすすすめです。

「センバドー」が提案する「ママカル」シリーズは、「ママの負担を軽く」をコンセプトに現役ママが生み出したバッグブランドシリーズです。リーズナブルな価格でありながら子連れでお出かけするママが喜ぶ機能が詰まっています。

「Style On」の「ママラク」シリーズは、「ママのお出かけをラクにする」をコンセプトに誕生したバッグシリーズです。キルティングデザインが特徴的で、たくさんあるポケットごとに収納ができるので、荷物の整理がしやすくおすすめです。

赤ちゃん用の荷物とママの荷物は分けて持ちたい方、ジッパーバッグやポーチで荷物を管理し、必要なものの出し入れをラフにされたい方には大きめなトートバッグがおすすめです。我が家の場合は、赤ちゃんとお出かけする時もあれば、私だけでお出かけする時も多々あるので、分けてバッグを持っています。

そんな方におすすめしたいのが以下のような商品。

オシャレなママを中心にここ数年人気なのが「ヌビバッグ」。ヌビとは、韓国語で「キルト」の意味です。縦ストライプに細めにキルティングされたバッグは、軽いだけでなく、汚れても洗うこともできるので人気です。

軽さと容量を重視するなら「ナイロン」素材のバッグがおすすめ。私は「定番【COOCO クーコ】ロゴテープ×シワナイロン ダブルハンドルトートバッグ 人気商品」を活用しています。持ち手が短めのハンドルと肩掛けできる長さのハンドルの2種類あるのが便利なバッグ。内側のポケットも大きめかつ深めなので、荷物整理がしやすいです。180gなのでとても軽いので快適です。

あわせて、お財布にも使えるコンパクトなショルダーバッグや、スマホが入るスマホポシェットなどもあったりすると、ママのお出かけの仕方の提案が広がります。

ビジネスバッグは移動が快適になるバッグの提案をしよう

ビジネスバッグの売れ行きは、年間通じて売れ行きの波はなだらかなものの年末年始（10月から1月頃）、そして新生活シーズン（3月4月頃）、就職活動のスタート時期（3月4月頃）に向けた仕入れが多めとなっています。

2020年代からはリモートワークなども進み、仕事をする環境も以前より多様化する傾向にあります。それによって、通勤バッグもスタンダードなビジネスバッグはもちろん、リュックタイプのものまでスタイルが幅広く提案されています。

スーパーデリバリーで、2024年に人気だったビジネスバッグTOP5は以下の通りです。

パーティー・お呼ばれバッグは「普段使い」もあわせて意識した提案が購入の決め手

結婚式やパーティーなどのお呼ばれ用バッグの提案は、ワンピースやジャケットなど装いと一緒の提案がおすすめです。近年では、式典やパーティーなどでのお洋服選びは「式典でも着れるけれど普段使い（お出かけの場やビジネスの場）などでも使えるもの」を選ばれる方が増えています。

その場だけで用途が終わらず、日常でも使えるデザインを選ばれる傾向が以前より強まっています。例えばパーティーバッグだと、以下のようなバッグが人気です。

[関連キーワード]パーティーバッグ・結婚式（バッグ）・スパンコールバッグ・チュールバッグ

バッグを売る「ディスプレイ」のコツ

バッグを仕入れる際に合わせて検討したいのがバッグの魅せ方です。ディスプレイの仕方ひとつでバッグの売れ行きは変わります。いくつかポイントを交えながらご紹介していきます。

ショルダー付きや持ち手の長いバッグは「ポールハンガー」がおすすめ

場所を取らずにすっきりと提案できる「ポールハンガー」。

帽子などとともに、お出かけをイメージする提案に、おすすめです。

吊り下げやハンガーラックで提案するなら「S字フック」を使おう

お洋服と一緒にハンガーラックで提案したり、天井から吊り下げたポールにひっかけて提案する際などに活用できるのが「S字フック」。バッグ全体がすっきりと陳列できるだけでなく、空間を有効に使って提案できます。

棚などにディスプレイをする際は「バッグスタンド」を上手に使おう

バッグを棚に置くと、商品によっては持ち手部分がクタッとしてしまったり、見映えがしない場合も…。そんな時に役立つのが「バッグスタンド」です。

バッグをふっくら美しく「あんこ」を入れて提案をしよう

バッグを購入するときに欠かせないのが、バッグをふっくらと立体的に魅せる「あんこ（別名：コミ）」。一般的には、緩衝材や薄葉紙を入れて対応しますが（お店によっては古新聞を活用されたり様々）、このひと手間がディスプレイするときにあるだけでバッグの印象が変わります。

「あんこ」があることで、印象が変わるだけでなくカバンの形を整える役割があります。ベストな状態でお客様に見せて提案するなら欠かせません。

お出かけが楽しみになる「バッグ」を仕入れて提案をしよう

今回はバッグの仕入れ時期と提案のコツをご紹介しました。冬から春にむけてお出かけが楽しみになるシーズンを迎えています。ぜひスーパーデリバリーでバッグを探してみてください。

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