こんにちは!しほです。

先日、スーパーデリバリーの企画・営業メンバー2名がイタリアへ行って、アパレルメーカーをいくつか訪問してきました。

ファッションの聖地イタリアのメーカーってどんなだろ?そもそもなんでイタリアまで行ったの??

興味があったので、実際に行ってきたメンバーにインタビューしてみました!

IMG_3254

インタビューしたのはこちらの2人。左から、スーパーデリバリー企画担当の竹内 翔太 、メンズファッションMDの小清水 裕也 。

よろしくお願いします~!

 

イタリアで何をしてきたの?

ーずばり、イタリアに何をしに行ってきたのですか?

(竹内)
「一言で言うと、イタリアフィレンツェ近郊のメンズアパレルメーカーのリサーチです。イアリア製の商品っていうと特にメンズは日本でも人気が高いと思いますが、まだ日本で販売していないファッションブランドの発掘や日本で販路を拡大したいと考えているメーカーの訪問など、”スーパーデリバリー×海外ブランド”という、新しい試みを考えている中での訪問でした。」

ー訪問したメーカーはどうやって選んだのですか?

(竹内)
「メンズアパレルを中心に扱っているメーカーで、ちょっと前に”ちょいワルおやじ”って言葉もはやりましたけど、そのくらいの年代の男性がおしゃれを楽しめるような、リッチ感があったりこだわりのあるブランドを見に行きたくて。1日に3~4社ほど回って、新進気鋭の新しいメーカーから歴史のある老舗のメーカーまで幅広く訪問してきました。」

ー1日3~4社ってけっこうハードですね!ちなみに観光は?

(竹内)
「あんまり、というか観光は全然してない。笑」

IMG_3271

(小清水)
「あ、でもフィレンツェの街並みはきれいでした。」

IMG_3275

一部ですが写真を見せてもらいました!

IMG_0782

IMG_7480
確かに、とってもキレイ☆夜のライトアップはさらに雰囲気が増しますね~。

IMG_1440
絵になる街並みです☆

 

イタリアのメーカーさんの印象は?

ーざっくりな質問ですが、イタリアのメーカーさんの印象ってどうでしたか?2人は国内アパレルメーカーさんとお話しする機会が多いと思いますが、商習慣などで何か違う点はありましたか?

(小清水)
「一番感じたのは、イタリアのメーカーさんも日本のメーカーさんと同じような悩みを持っているんだなぁってことですね。販路を広げたいと考えていて、海外、もちろん日本への販路拡大にも興味を持っている方が多かったけど、その場合の決済をどうするかや販売先の選定ができるかなど、日本のメーカーさんが気にするところと同じ点を気にされていましたね。海外、国内って縛りは特に関係ないなと。」

IMG_3258

(竹内)
「そうだね。日本と違ったのは、上代の概念がないことですねなので上代に対する掛け率というのもない、卸価格があるのみです。オープンプライスと一緒なんですけど、『うちはこれを50ユーロで売るからあなたは自分のお店で好きな値段で売ってね』っていう感じ。イタリアの小売店さんはお店でだいたい2.7倍くらいで売っているみたいです。それと、同じ商品でもメーカー直営ショップのほうが他のお店よりも販売価格が安いんですよ。直営のショップの場合でも日本なら他の小売店と販売価格を合わせることが多いと思うんだけど。そこは日本との違いを感じましたね。」

 

IMG_1186
商談中の様子。コミュニケーションは通訳さんを介して。

IMG_0519
街中の様子。所狭しとお店が並んでいます。

IMG_1848
観光はしてない、と言っていたけどなんだか楽しそうなマーケットの写真を発見。

IMG_6254
こちらもマーケットの写真。新鮮そうな野菜たち!イタリアの強い日差しをいっぱい浴びて色鮮やかですね。

 

ーちなみにイタリアの方って陽気で冗談好きでマイペースっていうのを聞いたことがあります。

(竹内)
「・・・いや特に、どうだろう。笑 冗談は言われてないですね。」
(小清水)
「・・・そうですね。あ、マイペースってわけじゃないですが、イタリアのお店は昼休みが長くて、大体ランチ含めて13時~15時くらいまで休むところが多いですね。」

ーシエスタというやつですね。

(竹内)
「お昼をとるのが日本よりも遅いので、レストランのディナータイムも20時からスタートっていうところが多かったね。」

 

ーメーカー訪問以外、印象的だったことはありますか?

(竹内)
「あ、予想外だったのは、朝と夜の気温差が激しかったことですね。夜、本当に寒くて・・・。これから行く人は気をつけてください。そして物価が高いですね。コーラ500mlのペットボトルが400円くらい。」

ー気軽にコーラ飲めない!笑

(小清水)
「みんな運転が荒くてヒヤヒヤしました・・・。あとフィレンツェの街中には駐車場がないので路上駐車が多かったですね。停め方もバラバラで。笑 でも街並みはほんとキレイだし、街を歩いていて急に大きな大聖堂が出てきたり、すごく素敵な街でした。次行くならぜひ観光したい。笑」

ー海外あるあるですね!無事に帰って来てくれてなによりです。

 

気になったメーカーを教えてください

ー訪問した中で気になったメーカーを教えてください。

(小清水)
「特に印象に残っているのは、フィレンツェで60年以上の歴史があり、親子3代でやっているボトムス専業のメーカーさんです。」

IMG_5278

(小清水)
「老舗ラグジュアリーブランドのOEMを多数扱っていて、工場内も見せてもらったのですが壁には各国の首相や俳優からの感謝状がずらーと飾ってあるんですよ!やっぱり商品のクオリティがとってもよかったです。日本での展開についても好意的で、メンズだけでなくレディースアイテムも検討してくれていました。」

IMG_2583
工場内も見学させてもらったそう。とても広い工場だったそうです。

IMG_9121

(竹内)
「創業66年のシャツから始まったトータルルックのメーカーさん。日本にはほとんど入っていないのですが、デザインと価格のバランスがとても良いんです。イタリア3大ブランドの一つと言われていて、イタリア中心に40個の工場を持っています。さらに工場だけではなくて水力発電所や街まで持っているとか。街の名前がそのままメーカー名でした。シャツに限らずジャケット、コートなどかっこいいアイテムがたくさんありました。」

ー街?!

IMG_2796

こちらがそのメーカーさんの事務所近くにある直営ショップ。そこで実際に商品を見せてもらったそうです。

IMG_3982

コットン100%でアイロン不要のシャツは特許を取得しているとか!

IMG_6893

(竹内)
「日本の小売店との取引については、ほとんど未開拓なので積極的に行っていきたいとおっしゃっていました。なのでスーパーデリバリーの仕組みにも、とても興味を持っていただいていましたね!」

(竹内)
「あと、これは個人的に意外なことだったんですが、イタリアの服って日本人の体型に合うよね?」

(小清水)
「あ、そうですね。それはちょっと意外でした。実際にいろいろ試着してみたのですが、ジャケットやパンツなどほぼジャストサイズ。シャツはたまに腕の丈が長いものがあったりしたぐらいで・・・。デザインも違和感なかったですね。」
※小清水は身長177cm。 Mサイズ(48)を着用していたそうです。

 

さいごに

IMG_3301

(竹内)
「”古ければ古いほどいい”という価値観を持つイタリアのメーカーさんの中でも、自社のBtoB用サイトを構築しWEB上で受注したり問い合わせを受けようとするところが増えてきているそうです。新規の顧客獲得はもちろん、既存客のフォローも含めてWEB化する流れがあるようですね。」

業界のしくみ自体がWEB化していく傾向ということは、スーパーデリバリーとも相性がよさそうです!

今回の訪問で得たものを活かして、スーパーデリバリーの仕組みを使って何か新しい取り組みができるのではと模索中の2人。

今後のスーパーデリバリーにもぜひご注目いただけると嬉しいです!