自社商品を「国内だけではなく、グローバルに展開したい」と思っている方は多いのではないでしょうか。これから商品を海外で販売したい方の為にBtoB越境ECのサービスをまとめてみました。1、2はBtoB越境ECサービス、3、4、5はBtoB越境マッチングサイトです。

目次:
そもそもBtoB越境ECって?
1. SD export
2. Amazon Business
3. アリババワールドパスポート
4. M-マッチングシステム
5. セカイコネクト
さいごに

 

そもそも、BtoB越境ECって?

そもそも越境ECのECとは、Electronic Commerce(電子商取引)の略で、越境はすなわち国境を越えるという意味があります。BtoBは企業間(business-to-business)のことなので、すごく簡単に言うとBtoB越境ECとは、グローバルな企業間オンラインショッピングです。

一般的にECというと、有名なAmazonや楽天などを想像する人が多いと思いますが、これらは基本的にBtoC(business-to-consumer)、すなわち消費者向けのECサイトです。BtoBのEC、しかも越境というとなかなか想像しづらい方も多いかもしれませんが、実は市場規模でみるとBtoB-ECの方が圧倒的に大きいのです。

2016年のBtoC-EC市場規模は、15兆1,358億円(前年比9.9%増)に。

2016 年の広義 BtoB-EC 市場規模は、291 兆 170 億円(前年比 1.3%増)に。

引用:平成 28 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)| 経済産業省

今回はこの大きな市場への挑戦を後押ししてくれる便利なサービスをご紹介します!

1. SD export

日本国内のメーカーが世界134ヵ国の小売店・企業へ販売できる越境ECサイトです。国内メインの卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の越境ECバージョンとなっています。

規模

海外のバイヤー数は2万店舗以上、商品を販売する国内企業数は約700社で、20万点以上の商品が出品されています。

商品ジャンル・販路

ファッション、雑貨、日用品、化粧品、ステーショナリー、食器など幅広いジャンルの商品を扱っていますが、中でも食器・キッチンアイテム、ステーショナリー、バッグが海外のバイヤーに人気です。販路としてはアジア、特に台湾・香港での販売実績が多く、それ以外にも北米、オセアニア、ヨーロッパなどにも利用が広がっています。毎月約1,000店舗の海外バイヤーが利用登録しています。

こんな人におすすめ

SD exportは海外販売は初めてで手間やリスクをかけずに始めたい方におすすめのサービスです。日本語での商品登録が可能です。また海外への配送の際に必要な書類作成、通関手続き、梱包、代金回収などの業務は全てSD exportが代行します。また、SD exportで輸出される全商品が貨物・PL保険の対象(保険料はSD export負担)になるので、海外輸送中の事故などに備えることができます。どの国からの注文であっても埼玉県にある国内倉庫に送るだけなので、国内配送と変わらない作業でグローバルな販売ができます。

料金

初期費用、月額基本料無料 / 取引金額の10%(取引手数料7%・決済手数料3%)を課金。

 

2. Amazon Business

EC大手Amazonが2017年から始めた法人・個人事業主向け出品サービスです。既に米国やヨーロッパではサービスを開始しており、多くの事業者が利用しています。

規模

世界180ヵ国に購入者が存在。日本企業の利用社数は公表されていませんが中小企業の利用が特に増えているようです。取り扱い商品は2億点以上。

商品ジャンル・販路

商品は30以上の幅広いカテゴリーに出品可能です。商品としては、IT用品、清掃用品、オフィス用品から飲食店の消耗品まで幅広いラインナップです。現在の売れ筋としては、ノートPCやプロジェクター、電池パック、磁石など。北米、ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア)、アジア(中国、インド)に向けて出品することが可能です。

こんな人におすすめ

Amazon Businessは企業、事業者向けに資材や消耗品、備品を多く取り扱っている方におすすめです。決済代行機能がありオプションで物流の代行もありますが、翻訳対応はないためある程度販売先の国の語学力は必要です。Amazon出品サービスを利用して個人向けの販売を行っていた方は追加費用なくそのまま法人向けの販売をスタートできます。

料金

月額登録料4,900円(税抜)+販売手数料 *2018年3月15日までの新規登録で、月額料が1ヵ月10円になるキャンペーン実施中です。

 

3. アリババワールドパスポート

中国のEC大手アリババグループが手掛けるマッチングサイトです。海外市場開拓をしたい企業のためのインターネット上の国際展示会のようなサービスです。

規模

企業が取引先を探すためのマッチングサイトとして世界最大の規模を誇っており、世界240ヵ国の買い手企業が集い、日本国内では3,000社以上の利用実績を有しています。

商品ジャンル・販路

主に機械部品・産業材が1番実績があり、そのほかでは美容・健康・ベビー用品(サプリメントなど)や日本産の食材が人気があるそうです。主要な販路は販売実績の多い順に、ヨーロッパ、北米、アジア、中南米、アフリカ、中東、オセアニアです。(アフリカと中東は同位)

こんな人におすすめ

アリババワールドパスポートはすでに海外販売の基盤は整っている中、さらに新しい販路を開拓したい方におすすめです。決済・物流機能の提供は行っていないため、自身での対応が必要となります。マーケティング分析ツールがあるため、どの国のどの企業からどのくらい閲覧されているかや、検索キーワードのトレンド等を調査・分析することができます。そのようなツールを活用することで、すでに海外販売の経験を持ちながらもさらなる販路拡大を目指したい方におすすめです。

料金

「出展料(サイト利用料)」と「テクニカルサポート費用」と「展示ブース作成・メンテナンス費用」で構成されており、契約期間は1年/2年/3年から任意で選択可能。プラン種別、契約期間、支払方法によって金額が変わるため要問い合わせとなっています。売上に対する手数料はかかりません。

 

4. M-マッチングシステム

主にテレビゲーム・トレーディングカード・DVD・パソコンソフト等のアミューズメント関連商品の取り扱いを行っている法人向け(個人経営ショップ含む)で、余剰在庫を売り手・買い手ともに匿名で取引できるサイトです。

規模

登録店舗数は海外含め3,000店以上、掲載アイテムは35万アイテムで、卸・メーカーも参加し通常の卸販売も可能です。

商品ジャンル・販路

ゲームやPCパーツが主アイテムで、販売機会の拡大のため一般消費者への販売も行えるようです。

こんな人におすすめ

M-マッチングシステムはアミューズメント関連の余剰在庫をお持ちの方におすすめです。メーカーにとって悩みの種となる余剰在庫に対応できるのがM-マッチングシステムで在庫を適正価格で販売出来ます。テレビゲーム・トレーディングカード・DVD・パソコンソフト等のアミューズメント関連の在庫を抱えている方におすすめです。

料金

登録料、月額基本料は無料 / 売上に対する手数料がかかります。⇒各種手数料はこちら

 

5. セカイコネクト

日本のサプライヤー企業と海外のバイヤー企業をマッチングするプラットフォームで、あらかじめ海外バイヤーが欲する商品情報を掲載し、日本の企業から商品提案をするサービスです。そのため合う商材があればすぐに海外企業と商談が可能です。

規模

世界29カ国、2,000社以上のバイヤーが登録し、国内の160社以上のサプライヤーが利用しています。香港を拠点にするドラッグストア大手のWatsonsや百貨店の太平洋SOGOなどの海外大手小売も買い手として利用しています。

商品ジャンル・販路

主に美容・パーソナルケア系、食品・飲料系、アパレル系がよく取引されています。主要な販路は販売実績の多い順に、東南アジア、東アジア、南アジア、ヨーロッパ、中東、その他です。

こんな人におすすめ

セカイコネクトはすぐに海外企業と取引を行いたい、海外取引の豊富な情報も得たい方におすすめです。海外バイヤーからのオファーや海外取引の実績例が紹介されているので、海外のバイヤーが今どんな商品を求めているのか、最近どの国にどんな商品が売れたかなどが国別に表示され、海外市場で売れる商品をイメージすることができます。成功した企業のインタビュー記事などは、会員でなくても閲覧できます。沢山の情報から知識を身に付け、海外市場を開拓したい方におすすめのサービスです。また追加オプションを支払えば翻訳・通訳、決済、貿易実務の代行サービスが受けられるので海外販売未経験の方でも利用が可能です。

料金

利用料(基本機能):30,000円/月
追加オプション(翻訳・通訳、決済、貿易実務):15,000円/月

 

さいごに

お読みいただきありがとうございます!
いかがでしたか?
今回ご紹介したサービスは、それぞれ強みや特徴が異なります。リスクマネジメントがなされているものから料金体系、また情報を提供するなど、よく差別化されています。
使いやすさやサービスの規模、また料金など、あなたにあったサービスはきっと見つかるはずです。
サービスを賢く使って、グローバルへの一歩を踏み出しましょう!